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愛犬との旅行に最適な輸入車の条件とは? ワンコとの実証テストと数値で徹底分析

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 青山尚暉、Auto Messe Web編集部

走行性能は文句なしのドイツ勢

 同クラスのステーションワゴンには、ドイツ勢としてメルセデス・ベンツCクラスステーションワゴン、BMW3シリーズツーリング、アウディA4アバント、そしてVWパサートヴァリアントなどがある。その中で、愛犬家にお薦めしたいのが、メルセデスベンツCクラスステーションワゴンとVWパサートヴァリアントだ。

【メルセデス・ベンツCクラス】

 走行性能はどれも文句なしだが、特にCクラスステーションワゴンを推す理由は、まず、後席シート地上高が低く、なおかつラゲッジの開口部地上高がこのクラスでもっとも低い約600mm(A4アバントは630mm、同Sライン610mm)、かつ開口部の段差がもっとも小さいからだ。

 犬をラゲッジルームに自身で乗り降りさせるシーンに限れば、大きな段差があると足を引っかけ、骨折する原因になる可能性がある。そして後席エアコン吹き出し口を完備していることはもちろん、A4アバント同様、ラゲッジのマットがリバーシブルになっていて、愛犬を乗せる際は裏面の樹脂面を使うなどの工夫が可能だからだ。乗り心地、車内の静かさもメルセデスならではで、車内でどこかにつかまれず、聴覚に優れた犬も快適にドライブを楽しむことができるに違いない。

【VWパサートヴァリアント】

 VWパサートヴァリアントは、このクラスのドイツ製本格ステーションワゴンとして割安かつ、ドッグフレンドリー度の高い1台。後席地上高は約560mmと低く、犬も乗り降りしやすい。ラゲッジ側も、開口部地上高は約620mmと低く、フロアボード上段なら開口部に段差なし。

 フロアは995~1440(フロアボード外し)mm、奥行1140mm、後席格納フロア奥行1750mmと、ライバルを圧倒。3ゾーンオートエアコンによって、後席の空調環境も十分だ。それで400万円台前半からの価格なのだから、超お買い得でもあるドッグフレンドリーカーと言える。

 そこまで大きなワゴンは必要ない、というなら、VWゴルフヴァリアントも文句なしのドッグフレンドリーワゴンである。そのゴルフをベースにした3列シートミニバンのVWトゥーランも、後席を格納することで大容量ワゴン化が可能。大型クレート(犬を運搬するケース)も積みやすい1台だ。

【ミニクラブマン】

 意外なる輸入ドッグフレンドリーカーと言えるのが、ロングホイールベースでミニ最上級のフラットでしなやかな乗り心地を示してくれるミニクラブマン。後席地上高は約560mmと低く、犬の乗り降りのしやすさは文句なし。

 ラゲッジ側の開口部地上高は約700mmとSUV的に高いものの、観音開きのバックドアは、降車時、犬の飛び出しを防いでくれる効果あり(左右に少しずつ開くことができる)。ラゲッジロシアは幅1020mm、奥行720mmと、幅が広く、奥行は本格ワゴンにはかなわない寸法だが、4:2:4分割の後席を片側だけ倒すことで、後席に飼い主が乗った状態で、縦長のフロア奥行約1350mmの愛犬スペースが出現。後席エアコン吹き出し口もあり、犬も快適・安心なドライブを楽しめる。

【ルノー・カングー】

 最後の1台はルノー・カングーだ。輸入車としては希少な、犬の後席乗降が容易なリヤスライドドア完備で、ラゲッジスペースは元々、働くクルマゆえ使いやすさ抜群。ラゲッジの開口部地上高は545mmで開口部に段差なし。

 フロアは奥行780mm、幅1165mm、天井高最大1230mmと大容量。後席を格納すれば、最大奥行は1660mmに達し、その際のスライドドア側からの後席格納フロア地上高は645mmと、これまた犬の乗降に無理のない高さとなる。

 なおかつバックドアが観音開き式で、特に犬の降車時の飛び出し防止効果があり、安心・安全。天井のコンパートメントも、愛犬グッズを置いておくのに好都合。そして、ゆったりとした快適無比な乗り心地は、犬にとってもやさしいのである。価格も200万円台中半からと、輸入車として買いやすいのも魅力だ。

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