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「ボーイズレーサー」の愛称で親しまれた、1980年代の青春ホットハッチを振り返る

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TEXT: 石田 徹  PHOTO: 三菱、ホンダ、日産、マツダ、スズキ、Auto Messe Web編集部

後輪がリフトするシーンで話題に

【シティターボII】

 前述は長くなったが、ここからはあえて順位を付けずに、時系列で5台を紹介したい。最初は多くの異論があることを承知の上で、1983年10月に登場したホンダの「シティターボII」を紹介。1981年デビューのシティは、ボディや排気量が大きくなったシビックの下のゾーンを埋めるために斬新デザインを採用した。

 折りたためるバイク「モトコンポ」を同時にデビューさせたり、元々が“トールボーイ”スタイルだったのをさらに高くしたマンハッタンルーフ、オープンになるカブリオレなど、多彩なバリエーションを展開したことでも知られている。 そして高性能バージョンとして1982年10月にシティターボを設定。排気量は同じ1.2リッターながら、ホンダ独自の燃料噴射装置”PGM-F1″を初めて採用し、100psという最高出力を発揮する。その好評に応えるべく1、年後には後に“ブルドッグ”と名付けられたシティターボIIに進化した。

 インタークーラーを追加することで110psまでパワーアップした走りの実力に加えて、大型化されたボンネットのパワーバルジ、ダイナミックフェンダーと称するオーバーフェンダー風の処理で人気は爆発。サーキットのタイトコーナーをプロが攻めると容易に内側の後輪がリフトするシーンが、当時の自動車各誌の誌面を飾った記憶が残っている。

 

【ファミリアGT-X】

 2番目は反則の4WD車だが、1985年10月にデビューしたマツダの6代目「ファミリア GT-X(BF型)」にしたい。じつは1世代前の5代目(BD型)も一世を風靡したエポックメイキングな1台だった。それまでのFRからFFに転換し、デビュー当時は3/5ドアのハッチバックのみとしたが、とくに赤いボディカラーが若者たちのハートを獲得。名誉ある第1回の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したモデルでもある。

 その大ヒットを受けて開発された6代目BF型には、日本初のフルタイム4WDを採用。これに1.6リッターの名機となるB6型DOHCターボを組み合わせたのが、GT/GT-X(BFMR)だった。

 パワーは当時のクラス最強となる140psを発揮。マツダ・ヨーロッパのラリーチームの主力マシンだった初代RX-7(SA22C)に代わって、世界ラリー選手権に出場するベース車となり、それを記念した「ラリースポルト」という限定車もリリースされた。

 さらに6代目ファミリアでは、4シーターのカブリオレも後に設定。自然吸気のB6型をあえて搭載したアダルト志向の「スポルト16」や、マイナーチェンジ後には競技車ベースに快適装備を追加した「GT-Ae」というモデルも登場している。

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