中古車ならば高年式でも大暴落
あのトヨタが新型カムリ登場時に「セダンの復権」というテーマを課したほど、今では不人気なジャンルとなってしまったセダン。とはいえ、高級輸入車ではセダンの需要は高く、各メーカーのフラッグシップモデルもセダンであることに変わりはない。
にもかかわらず、不人気ジャンルということで、中古車では比較的に新しい高級セダンが軒並み手ごろな価格帯となっている。ということは、裏を返せば少ない出費で(当時の)最先端モデルに乗ることができるということだ。
さすがに一部の現行モデルは格安というわけにはいかないが、先代ならば軽自動車よりも安い100万円以下で探すこともできてしまう。今回は車両本体価格100万円以下で狙える高級国産セダンをご紹介しよう。
レクサス LS(先代)
日本が誇る高級車ブランド、レクサスのフラッグシップモデルである「レクサスLS」。日本では長らくセルシオの名前で親しまれてきたが、日本でもレクサスブランドが展開されたタイミングでLSとなった。
現在販売されている現行型は、日本では2代目となるが、2006年に登場した初代モデルはもはや100万円以下で狙うことができてしまう。
日産 フーガ(現行)
2009年に登場した2代目「フーガ」は、当時存在していたシーマとプレジデントが廃止される前提で作られたモデル。フラッグシップセダンとして、ショーファードリブンカーとしても考えられていた。結局、シーマは2012年に復活することになるが、いうなればフーガのロングホイールベース版だったのも、フーガがそもそもフラッグシップセダンとして作られてきた証明ということだろう。
ホンダ レジェンド(先代)
フラッグシップセダンというと前述の2台に比べてマイナーな「レジェンド」ではあるが、ホンダらしい先進技術で走行性能はトップクラスと言っても過言ではない。今回の予算内で狙うことができる先代レジェンドは、”SH-AWD”という前後輪と後輪左右の駆動力を自在にコントロールする世界初のシステムを搭載しているのだ。
マツダ アテンザ(現行)
後部座席にVIPを乗せて……というキャラクターではないものの、マツダのフラッグシップセダンのポジションを担うのが「アテンザ」だ。昨年の8月から”MAZDA6″とネーミングを変更したことで、アテンザとしては最終型となっているが、実質は現行型と言っても差し支えないだろう。