トレイルホークは本格オフローダーの証
FCAジャパンは4月2日、プレミアムSUVの「Jeep Grand Cherokee(ジープ・グランドチェロキー)」とコンパクトSUV「Jeep Compass(ジープ・コンパス)」に、高いオフロード性能と洗練された内外装を追求した限定車「Trailhawk(トレイルホーク)」を設定。4月18日(土)より、全国のジープ正規販売店を通じてデリバリーを開始する。
Trailhawk(トレイルホーク)とはオフロード性能をさらに強化し、ジープ社内の走行試験に合格したモデルのみに与えられるグレード名。その証として「Trail Rated」という赤いバッジを付けることが許されている。さらに近年のトレイルホークは、ダークカラーを基調とする専用エクステリアパーツやアルミホイール、上質な専用シートを装備。洗練された内外装も特徴としている。
まずは全長4835×全幅1935×全高1805mmという堂々たるボディサイズに3.6リッターのV6を搭載する、グランドチェロキー・トレイルホークから。
機能面ではリヤアクスルに電子制御式LSDを採用した「クォドラドライブII 4×4システム」を搭載し、滑りやすい路面でも安定した走行を実現。また、急勾配の登り坂や下り坂を一定の速度で安定して走行できる「セレクスピードコントロール」を備えており、高い走破性を気軽に引き出すことができる。
インテリアにはレザーとスエードを組み合わせた”TRAILHAWK”のロゴ入りシートを採用。さらにレッドステッチをあしらった各部のアクセントが、車内を上質な雰囲気を演出させた。
ボディカラーはグラナイトクリスタルメタリックが限定74台、ダイアモンドブラッククリスタルが限定68台、ヴェルベットレッドが限定10台の3色。合計152台限定となり、メーカー希望小売価格は674万円(税込、以下同)となっている。
次に2.4リッター直4エンジンを搭載するコンパス・トレイルホークを紹介。全長4410×全幅1810×全高1665mmという扱いやすいボディサイズだが、道なき道を極低速で走行する場面で役立つ「Jeep アクティブドライブロー」を搭載。また、急な下りの勾配路を一定の低速で安定して降りられるヒルディセントコントロールも備えており、高いオフロード性能を有する。
エクステリアではダークグレーのアクセント付きブラックグリルやドアミラー、ルーフレールにより、全体に引き締まった印象へ。さらにフューエルタンクやフロントサスペンション、トランスミッションといった基幹部品を衝撃から保護するスキッドプレートが装着され、タフな印象が強められている。
一方のインテリアは、レザーとファブリックを組み合わせたTRAILHAWKロゴ入りコンビネーションシートを採用。また、レッドステッチ入りのアクセントが冒険心を演出している。加えてアウトドアギヤなどの積載に便利なリバーシブルカーゴフロアや、ラバーフロアマットにより実用性も高められた。
ボディカラーには通常モデルには設定のないグレーマグネシオメタリック(内装色はブラック)を採用。今回は全国100台限定で、メーカー希望小売価格は422万円となっている。