この記事をまとめると
■Bluetoothは無線で音楽再生や音声通話などができるのがメリット
■確実な再生が可能な有線接続もまだまだ主力
■DAコンバーターで高音質再生が可能に
音源データを劣化させずにカーナビに伝送
スマホに保存した音楽をBluetooth(ブルートゥース)を使ってカーナビなどに接続し、車内で楽しむユーザーが増えている。いまや身の回りは、さまざまなモノがワイヤレス化の時代に突入しているが、高音質なサウンドを手に入れるには、”無線”は理に適っていない。少し手間は掛かるが、低予算で高音質が手に入るケーブル接続について紹介しよう。
スマホとオーディオとの接続は無線が一般的だが
クルマの中で音楽を聴くとき、純正オーディオや市販ナビなどにスマートフォンを接続するユーザーをよく見かける。かつてはケーブルを使って接続する方法(有線)が主流であったが、現在はBluetoothやFMトランスミッターによる手軽なワイヤレス(無線)接続が一般的だ。 ちなみに、Bluetoothとは近距離用の無線通信規格のこと。1989年にスウェーデンのエリクソン社で提案され、1999年に初代のバージョン1.0を発表。現在のver5.0(最大通信速度24Mbps)では容量も通信速度は飛躍的にアップしている。
以前のような音途切れが減り安定度が増したことで、ここ数年ではワイヤレスイヤホン(ヘッドフォン)の需要が拡大。接続は簡単で、Bluetoothのアイコンから設定をON。機器間をペアリングモードにすることで通信可能となるだけに、グッと身近な接続方法となっている。 ちなみにBluetoothとWi-Fiとの大きな違いは前者は1対1の関係で、後者は複数台との通信を可能としているところだ。
コスパがいいのはまずは「アナログ接続」がオススメ
高音質を実現するとき、予算も気になるはず。まずはアナログでの接続を試してみるといいだろう。比較的新しいクルマの純正オーディオでは、車種やグレードにもよるがスマートフォンの直接接続ほか、USB、AUXに対応するユニットも増えているので現状を確認していただきたい。例えば、スマートフォンのiPhoneであればLightning→3.5mmイヤホン変換アダプターを使ってAUX(外部出力端子)にアナログ信号の接続となる。 また、iPodのようなDAP(デジタルオーディオプレイヤー)からAUXに接続する場合、出力はイヤフォンジャックよりライトニングケーブルを使用した方が、同じアナログ入力となっても音質は高い。