「臨時認知機能検査」の検査用紙サンプル
実際に行われる「臨時認知機能検査」は、以下の3つの検査を元にして結果が判断されます。
1.時間の見当識
検査時における年月日、曜日及び時間を回答します。
つまりテスト当日が何年何月何日で何曜日で、何時か? が答です。
2.手がかり再生
一定のイラストを記憶し、採点には関係しない課題を行った後、記憶しているイラストをヒントなしに回答し、さらにヒントをもとに回答します。
例題に載っているイラストは「大砲」、「オルガン」、「耳」、「トランジスタラジオ」、「テントウ虫」……など16点でした。
3.時計描写
時計の文字盤を描き、さらに、その文字盤に指定された時刻を表す針を描きます。
「臨時認知機能検査」は検査を受ければいいというものではありません。検査でとくに問題がなければ運転が継続できますが、それ以外の場合は臨時適性検査や主治医などの診断書の提出によって認知症であるか?否か?の判断がなされたりします。
その結果、高齢者講習の受講、または臨時高齢者講習の受講などによって運転免許が継続されることもありますし、判断によっては免許が停止や取り消しになることもあります。