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どこを見ればいい? クルマの運転で「目線を遠く」にする5つの方法

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

タイトコーナーでは眼球ではなく、首を動かす

 交差点のような直角コーナーやヘアピンカーブのようなところで、目線を遠くにするためには、眼球を横に動かすだけでは足りない。角度のきついコーナーでは、首をしっかり動かして、きちんと横=進行方向を見ることが大事だ。

 運転中、首が固まってしまっているドライバーはけっこう多いので、肩こり防止のためにも意識して首を動かして視線を先に送ることを習慣化できるようにしよう。

 

夜間はハイビームを積極的に使う

 4年ほど前に警察庁がアナウンスして話題となったのが「夜間の車での走行はハイビーム推奨」。郊外などで夜間、対向車がいないときは、積極的にヘッドライトをハイビームに切り替えて、その光の届くできるだけ遠くを見るようにするのもオススメだ。 逆にいえば、暗い道で対向車もいないのに、ロービームで不満がないという人は、「自分は目線が近いのかも」と自覚した方がいいかもしれない。

 

運転専用の”眼鏡”を用意する

 近眼の人で眼鏡やコンタクトレンズを使用している人も多いだろうが、普段、例えばデスクワークをするときは、それほど高い度数の眼鏡やコンタクトはいらないはず。しかし、クルマの運転をするときは、それなりの視力が必要なので、できれば運転専用の眼鏡とデスクワーク用の眼鏡は分けて、2種類用意しておくようにしたい。

 なかでも中高年の人は、夜間の運転は苦手になりがちなので、運転用によく見える眼鏡を作っておくと安心。また、眼鏡の度数を上げることで、より遠くが見えるようになり、目線も遠くを見れるようになる。

 最後は単純なことかもしれないが、これは重要なポイント。洗車はズボラでも構わないので、フロントガラスは常にきれいにしておくこと。雨跡やホコリ、油膜などがついたままのフロントガラスでは、「目線は遠く」も何もない。 フロントガラスは小まめに拭き上げ、いつも視界良好な環境で走るようにしたい。またワイパーブレードのゴムも、劣化する前に定期的に交換することを忘れずに。

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  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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