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【新型コロナ対策の一助】アウディ、DTMドライバーがバーチャルレースを開催 収益は慈善活動へ

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: Audi

「グランツーリスモSPORT」を使用

 4月10日、アウディのファクトリードライバーを務めるマイク・ロッケンフェラーが「#RaceHome」と名づけられたバーチャルレースシリーズの立ち上げを発表した。

 レースカーは、PlayStation 4のゲーム「グランツーリスモSPORT」に収録される『Audi e-tron Vision Gran Turismo』を使用。レースは4月21日より開催されており、6人のアウディDTMドライバー(ロイック デュバル、ジェイミー グリーン、ニコ ミュラー、ロビン フラインス、レネ ラスト、マイク ロッケンフェラー)が、アウディのファンや”SimRacing(シムレーシング)のプロフェッショナルと対戦するというもの。今回のレースを企画した2013年のDTMチャンピオン、マイク・ロッケンフェラーは、次のように述べている。

「新型コロナウィルス感染拡大のため、現時点では実際のレースは行なわれていない一方で、SimRacingは一大ブームとなっています。そのため、私たちは独自の方法でレースを開催することにしました。”#RaceHome”は、アウディの電気自動車のレースカーを使用するので、e-モビリティへの変革を進めているアウディの方針とも一致しています。家庭用ゲーム機を選択したのは、非常に大きなコミュニティにアクセスできるというメリットがあるからです」 なお、PlayStationネットワークのメンバーは、「#RaceHome」でアウディのDTMスタードライバーと戦う権利を得ることが可能。グリッドを獲得するには、Audi e-tron Vision Gran Turismoのデザイン(カラーやデカール)を制作し、ゲーム上でハッシュタグ(#AudiTogether、#StayHome)を付けてゲーム上で公開するなど、いくつかのルールが存在する。

 そして、最もクリエイティブなデザインの制作者がスターティンググリッドに並ぶことが可能になる。デザインの審査は、6人のアウディDTMドライバーによって行なわれるという。

「この『#RaceHome』では、モータースポーツ関係者に対するチャリティプロジェクトのために、できるだけ多くの寄付金を集めたいと考えています。モータースポーツの世界には、突然収入を失い、困難な状況に陥っているフリーランスが大勢います」とロッケンフェラーはコメント。

 このような理由から、毎週開催されるレースでは、入札形式によるグリッドも設ける予定とのこと。収益は慈善活動に使われることも決まっている。

 なお、「#RaceHome」チャリティレースシリーズの全レースは、無料ライブストリーミングチャンネルで閲覧可能。最初のレースは4月21日午後8時(日本時間4月22日午前3時)から開催される。

【詳しくはこちら】

「#RaceHome」無料ライブストリーミングチャンネル
www.twitch.tv/visionrcco

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