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駐車スペースの争奪戦勃発!? 新型コロナウイルスによる平日利用が増加、対策は?

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TEXT: 深田昌之  PHOTO: akippa、Auto Messe Web編集部

WEB予約で難民からの脱出

 新型コロナウイルスによって非常事態宣言が発令されているが、在宅勤務の要請が出ていても、会社へ通わなければならない人は多い。感染予防のためにマイカーで通勤するケースも出ているが、ここで問題になるのが駐車場。とくに企業が集中する都心部においてはクルマ通勤をするビジネスマンが増えているようで、立地や料金等の条件がいい時間貸し駐車場では、朝早くからスペースの争奪戦が起きているところもあるという。

 通勤でクルマを使うときに最も気になるのが駐車場の「空き具合」。勤務時間中となる朝から夕方までクルマを駐めるので、一定時間までの料金が一律で、しかもお手ごろである駐車場を選びたいのだが、そういった場所は人気だ。 そもそも満車になっている可能性は高いし、運良く空いていたとしても、ほぼ毎日通うとなると駐められない可能性も否めない。さらに貸し駐車場は現金精算のところも多いので、カード払い人にとって困る部分もある。そこでチェックしたいのが、駐車場の検索と予約ができるWeb上のサービスだ。

 例えば「akippa」「タイムズのB」「三井リパークtoppi!」など、いくつかの事業者が駐車場予約サービスを提供。それぞれ会員登録を行なった後、スマートフォンやPCからアプリやWebサイトで利用したい駐車場を予約するというものだ。 ほとんどのサービスで、利用時間は短時間から1日単位(駐車場の営業時間に準じる)で設定でき、決済は登録したクレジットカードで行ない領収書の発行も可能。また、一般的な時間貸し駐車場もあるが、中には月極駐車場の空きスペース、自宅の駐車スペースを利用できるケースもある。 予約開始期間は、数週間前からOK(駐車場ごとに期間は異なる)というところも多いので、出勤日に合わせてまとめて予約しておくことも可能。気になる駐車料金も周辺の相場に設定されていることが多いので、これらのシステムを使えばクルマ通勤での駐車場に対する心配はクリアできるだろう。

 そこで駐車場予約サイトを運営するakippaに、最近の駐車場利用状況も聞いてみた。akippaは全国に登録の駐車場があるが、新型コロナウィルスの影響が強く出始めた2020年3月から東京のビジネス街周辺駐車場で利用者が増えているという。とくに東京の千代田区においては2月より約2倍の利用があったそうだ。

 利用者がakippaで予約をする際、利用目的をメニューから選ぶようになっている。以前のビジネス街周辺の駐車場を利用する目的は「仕事先への訪問」など一時利用が多かったが新型コロナウイルス騒動が始まると、「通勤、通学」が選ばれているとのこと。まさにクルマ通勤が増えていることを示している。

 なお、駐車場の少ない住宅地なども含めた利用状況では、「買い物」や「知人宅訪問」の項目が選ばれるのも増えているそうだ。これも従来、電車やバスなどを利用して都心へ来ていた人が、クルマ移動に切り替えている傾向とみていいだろう。

【詳しくはこちら】 

取材協力:akippa(あきっぱ)
https://www.akippa.com

*akippaでは新型コロナウィルスの影響で自家用車を利用する人への支援策として5月6日までの期間、駐車料金が15%割引になるクーポンを用意(最大20回まで利用可能)

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