キャンプ解禁前に知っておきたいレパートリー5つ
外出自粛中のいま、おうちでどうお過ごしですか? 私はキャンプしたい欲求を満たすべく、わざわざバーナーで調理をしてみたり、テラスにアウトドアテーブルを広げて食事をしたり。コロナ終息後のキャンプを楽しみに過ごしています。
そこでご家庭でできる、キャンプ気分が味わえるようなメニューを5つご用意。ちょっと手の込んだものから、子供と一緒に作る工程を楽しむもの、さらにはSNSで話題のレシピまでご紹介しましょう。
フライパンで作る「焼き鮭チーズ」のホットサンド
専用のホットサンドクッカーがなくても、フライパンで簡単に作れる方法があります。身の回りのもので代用できるので、ぜひ参考にしてみてください。
◆材料◆
鮭 1切
チーズ 1枚
レタス 1枚
食パン 2枚
塩胡椒、バター、小麦粉、サラダ油 各適量
マヨネーズ 小さじ2
ケチャップ 小さじ2
◆作り方◆
1.ある程度骨を取り除いた鮭の両面に、塩・胡椒をふって小麦粉をまぶす
2.フライパンにサラダ油を引き、鮭の両面を焼いて取り出す
3.食パンの両面にマヨネーズとケチャップを塗り混ぜてレタスとチーズ、鮭を並べて挟む
4.フライパンにバターを引いてサンドしたパンを置き、上から皿やフライ返しなどで両面押し焼く
5.焼き色がついたら裏返し、同じように押し焼き完成
※上から押さえつける時は、火傷に注意。フライ返しを使うと、きれいにひっくり返せます。
失敗知らず! 豪快に喰らう「照り焼きチキン」
スキレットで一気に焼き上げる「鶏もも肉」の1枚焼き。もちろんフライパンでもOKですが、さらにもう1アレンジを加えてみます。子供たちのテンションがヒートアップするトッピングが登場しますよ。
◆材料◆
鶏もも肉 1枚
お好みで添え野菜(今回は茹でた新じゃがとブロッコリー)
塩胡椒 少々
醤油、みりん、酒 各大さじ1
砂糖 大さじ1/2
◆作り方◆
1.鶏もも肉の両面にフォークで数カ所穴をあけ、塩胡椒をふる
2.熱したスキレットに、皮面を下にしてフライ返しなどで抑えながら焼く
3.焼き色がついたら裏返し、醤油、みりん、酒、砂糖を加えて煮詰める
4.お好みで野菜を添えて完成
さらにそこへ子供たちの大好きな「チーズソース」をトッピング。今回は電子レンジで作りましたが、鍋でも簡単にとろ〜りチーズができますよ。旨さ倍増のチーズソースも以下のように簡単にできます。
◆チーズソースの材料◆
ピザ用チーズ 50g
牛乳 60ml
薄力粉 小さじ1
◆チーズソースの作り方◆
1.牛乳と薄力粉をよく混ぜて、600wのレンジで1分加熱
2.ピザ用チーズを加えてよく混ぜ、600wのレンジで1分加熱
3.温かいうちに一気に混ぜ合わせて完成(固まらない時は30秒ずつ様子を見ながら加熱)
※鍋で作る場合、材料を全て入れて、弱火でじっくり混ぜながら溶かしていけばOK
コツや手間などは一切なく、誰でも簡単に作れる絶品メニュー。ご飯に乗せて「豪快照り焼き丼」にしたり、パスタに海苔トッピングで「和風照り焼きチキンパスタ」など、アレンジレシピもおすすめです。
子供と楽しく盛り付け!旬野菜満載のサラダ
見た目も華やかで旬の野菜をもりもり食べられる「コブサラダ」。今回は春野菜であるアスパラガス、新じゃが、春キャベツを取り入れました。
◆材料◆
春キャベツ
アスパラガス
むき海老
ブロッコリー
トマト
茹で卵
サラダチキン
新じゃが
※それぞれお好みの量で【ドレッシング】
マヨネーズ 大さじ2
ケチャップ 大さじ3
ヨーグルト(または牛乳) 大さじ1/2
レモン汁 小さじ1
砂糖 小さじ1/4
ニンニクチューブ 小さじ1/4
塩胡椒 少々
◆作り方◆
1.春キャベツは千切りに。トマト、茹で卵、サラダチキンは食べやすい大きさにカット
2.アスパラガス、むき海老、ブロッコリー、新じゃがはそれぞれ食べやすい固さになるまで茹でてからカットする
3.お皿に野菜を1列ずつ並べる。この時、隣同士の色が被らないようにすると綺麗な見栄えになります
4.ドレッシングの材料を全て混ぜ合わせて完成
ドレッシングの材料からにんにくと塩胡椒を省き、アウトドアスパイス“ほりにし”をかけると、一気にバーベキュー風味へ大変身。これ1本で様々な料理に使えます。
そのまま食べても、パンなどに挟んで食べても美味しいコブサラダ。前もって具材の下茹でとカットをしておき、キャンプ場で子供に盛り付けてもらうと楽しい&楽チンですよ。
メスティンで作る「手ごね塩パン」
時間のかかる「パン作り」ですが、キャンプ場で手際よく作れるようになるためには練習あるのみ。なかなか外に出られない今こそ、挑戦してみませんか?
◆材料◆(メスティンで2回分、計12個)
強力粉 300g
砂糖 大さじ2+小さじ1
塩 小さじ1/2
ドライイースト 小さじ1
牛乳 200ml
バター 20g
◆作り方◆
1.ボールに強力粉、砂糖、塩、ドライイースト入れる
2.牛乳を600Wで40秒加熱し、1に入れてヘラなどを使って混ぜていく
3.ある程度まとまったところで手でこねていく
(この時生地がベタベタするようなら強力粉を少し足す。逆に粉っぽい場合は牛乳を少し足す)
4.生地をボールから台に出し、こすりつけるように伸ばしては折ってを繰り返し、しっかりこねる
5.生地がしっとりしてきたらバターを包み込み、馴染むまで伸ばしこねる
6.生地がふわっとしてきたら耐熱容器に入れ、ぴったりとラップをして200Wで2分加熱
7.一度取り出し軽くこねて、また600Wで1分加熱(1次発酵)
8.12等分に分けて丸めて、大きめのフライパンに並べる
9.蓋をして弱火で1分加熱し、蓋を開けずにそのまま10分放置(2次発酵)
10.メスティンにクッキングシートを敷いてまずは弱火で3分、裏返して3分、さらに戻して3分加熱して完成
こちらは1回目に作った時の写真。一部焦げてしまったり、焼き目がつかなかったりとまばらに、という感じで少し焼きすぎてしまいましたが、味はとっても美味しかったです。
ペットボトルで振るだけの「ダルゴナココア」
最近SNSで話題の「ダルゴナコーヒー」というドリンクをご存知ですか。牛乳の上にふわふわのコーヒークリームをのせたもので、味が“カルメ焼き(韓国語でダルゴナ)”に似ていることから名がつきました。
今回は子供と一緒にキャンプ場で楽しく作って飲めるように、ミキサーではなくペットボトルを、コーヒーではなくココアを使った作り方をご紹介します。
◆材料◆
ココア(砂糖入り) 大さじ2
生クリーム 大さじ5
牛乳 好きな分だけ
ペットボトル 1本
1.ペットボトルの中に生クリームとココアを入れる
(じょうごやワックスペーパー、コーヒーフィルターなどを使うと入れやすい)
2.蓋をしっかりしめて、1分間振り続ける
3.牛乳を入れたコップにそっとのせて完成
※1分以上混ぜると、固まってペットボトルから出しにくくなるので混ぜすぎに注意
なかなかキャンプに行けない今こそ、おうちでキャンプ飯のシミュレーションをするチャンス。お子さんがいるご家庭なら年齢に合わせてお手伝いを頼み、できることを増やしてあげると本人の自信につながります。きっとキャンプ場で大事な戦力になってくれるでしょう。
新型コロナウイルスに負けず、キャンプ解禁に向けて、今のうちにメニューのレパートリーをどんどん増やしていきましょう。