新型コロナの影響で開催延期へ
1978年に鈴鹿サーキットで初開催されて以来、真夏の祭典と呼ばれ、夏の恒例イベントとして、多くのバイクファン、レースファンに親しまれてきた「鈴鹿8時間耐久ロードレース(8耐)」の開催延期が、2020年4月27日、モビリティランドから発表された。
今回で43回目を数える「2019-2020 FIM世界耐久選手権第3戦“コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース」は、当初7月16日(木)~19日(日)に開催を予定していたが、この8耐FIM世界耐久選手権シリーズの一戦は、ヨーロッパを中心に海外チームが多数参戦していることもあり開催延期の判断となった。当初第3戦としてシリーズに組み込まれていた世界耐久選手権シリーズについては、鈴鹿8耐は第5戦ということになる。
なお、第52回MFJグランプリは、11月14日~15日にツインリンクもてぎで開催の「2020 MFJ全日本ロードレースシリーズ最終戦スーパーバイクレース in もてぎ」がこれに代わるとなるそうだ。これで、「2020 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ」の鈴鹿サーキット開催レースはすべて中止となった。
レース時間は公表されていないが、日没時間も明らかに早くなるだけにこれまでとは変わったレースが繰り広げられることは間違いない。新型コロナ禍で自粛が続くが、これを乗り越えて、今までと違う鈴鹿8耐の開催を楽しみに待ちたい。