先代よりも高性能なFFスポーツという車種へ進化
2代目は、1987年のモデルチェンジによって登場した。前年に4ドアセダンのバラードが廃止されたため、単にホンダCR-Xの車名となる。
1990年は日本がバブル経済絶頂期となり、それが崩壊する。2代目へフルモデルチェンジをした87年はまさにバブル経済が成長を続けているころであり、石油危機のなかで生まれた初代とは開発の時代背景が異なる。
87年にはシビックも4代目のグランドシビックへモデルチェンジし、質感を高めたように、CR-Xもその流れを汲みながら初代より上質で、高性能なFFスポーツという車種へ進化した。エンジンも、当初からDOHCを搭載した車種が設けられ、2年後にはホンダ独創の可変バルブ機構であるVTEC採用のDOHCエンジンも加えられる。