Kトラワールドシリーズに出場するには?
ここまで読めば、がぜん、出場したくなるもの。参加費用もかなりリーズナブルに抑えられていて、サーキットアタック形式が1万3000円、レース形式が2万3000円(税込/全戦弁当付き)。定められた参加受付期間内に申込用紙を事務局に送付し、参加費用を指定の銀行口座に振り込めば正式申込みは完了。
出場できる車両は車高がカタログ値で160cm以上の軽トラック(ミゼットⅡもOK)で、4点式のシートベルトの装着が義務付けられている。それから、ほかのサーキット走行会同様、ヘルメット、グローブ、運転に適したシューズ、長袖長ズボンなどの装備は各自で用意が必要。特別なライセンスなどは不要だ。
初めての挑戦だと、やはり改造範囲の狭い、NAのライトチューンクラス(NL)がオススメ。いわゆるグリップ力が高められたスポーティータイヤやLSDの装着は禁止されていたり、フェンダーからのタイヤのはみ出しやあおりの取り外しもNGになっているなど、純正状態を保ちながら、極力チューニングコストがかからないように配慮されている。もちろんエンジン本体、CPU関連は純正のままで、スロコンも不可。
NLクラスの出場車両を見てみると、タイヤ&ホイール、足まわりを交換し、ホールド性に優れたバケットシートを装着している例が多いが、とにかく「Kトラワールドシリーズを味わってみたい」という人なら、4点式のシートベルトさえ装着されていれば理論的には出場が可能だ。
「できればバケットシートは手に入れたいですね。軽トラは乗用車と違い純正シートが真っ平らで、サーキットでちゃんと運転するのは困難です。ブレーキに関してはNA車であれば純正パッドで十分。スピードが出ませんので(笑)。タイヤサイズはほとんどの人が165/55R14を使っていますね。最初はそのへんに転がっているタイヤでも良いと思います」とGTCP高原代表からアドバイス。
世界チャンピオンになるには、とにもかくにも初めの一歩を踏み出すところから。ぜひ、アナタも軽トラ世界一を目指してみては?
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