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「手間」も「安全性」も「正確性」も驚くほど道具で差が出る! セルフタイヤ交換派ならこだわるべき6つの装備

安全・確実にタイヤ交換をするために必要なものばかり

 クルマに関わる様々な作業で、恐らくもっともDIY率が高いタイヤ交換。スタッドレスタイヤと夏タイヤを始め、タイヤを外して行なう作業も少なくない。頻度が高いからこそ揃えておきたい、オススメのグッズ6点を紹介しよう。

1)ジャッキ

 まずは選択肢が豊富なゆえに悩むジャッキから。代表的なものはクルマに標準で装備されているパンタジャッキや、ホームセンターで数千円程度出せば買える油圧式ジャッキだ。 同じ油圧式でもより安定感がある大きなモノや、ローダウン対応など数多くの商品がある。クルマ好きを自認するのであれば低床用の油圧ジャッキだろう。ローダウンした車両や、エアロパーツを装着した車両でも使いやすく設計がされていて、エアロやフロアと干渉せずジャッキポイントに到達し(あまりにも低すぎるクルマは不可)、本体と車輪のサイズも比較的大きめでバツグンの安定感を誇る。 最近はさらにアイディアが加えられた新製品もあり。写真の『可動戦士・横式』はアームが縦と横のいずれにも動き、今までのジャッキにはない使い勝手を実現。本体や車輪はプロのメカニックも満足できる頑丈な設計だ。
 作業中に外れたり油圧が抜けて下がったりすれば、クルマだけじゃなく生命にも関わる大事件なので、安心を買うつもりでクオリティの高いジャッキを選んで欲しい。

2)クロスレンチ(十字レンチ)

 続いてはクロスレンチ。ジャッキと同じく標準で装備されているが、お世辞にも使いやすいとはいえないし、ホイールナットのサイズが変われば使えない。
 その点クロスレンチまたは十字レンチなら、17/19/21ミリとほとんどのホイールナットに対応するうえ、薄口のソケットでホイールに傷が付くのを防いだり、緩めるときの力がかけやすくスピーディといいことだらけだ。

3)トルクレンチ

 反対に締め付けるとき必要になるのがトルクレンチ。ホイールナットは強く締めすぎるとハブボルトが延びたり、折れるといった重大なトラブルを招いてしまう。そこで締め付けトルクを自由に設定できるトルクレンチと、愛車に履いているホイールのナットと同サイズのソケットを必ず用意したい。

4)ローダウンスロープ

 車高の低いクルマはローダウンスロープがあればなお安心。薄く切った木片などで代用する人が多いが、今はスタイリッシュな専用品があって価格も手ごろだ。劣化や破損の可能性がほとんどない一生モノなので、あえて自作する必要性は皆無といっていいだろう。 ただし先述したような、あまりにも低すぎるクルマだと木片を使って自作の方が使いやすい場合もある。その場合はホームセンター等で木片を用意して、長さを調整しつつタイヤ乗り上げ用、ジャッキが入るようにするためにさらに上げる用など、何枚か作っておくと便利。ただし乗り上げの際、前進しすぎると大ごと。細心の注意が必要だ。

5)エアゲージ

 タイヤを交換したらエアゲージを使っての空気圧チェックも忘れずに。細かい話かもしれないが、空気圧は計測するゲージにより多少の誤差がある。サーキットを走る人は常に同じエアゲージを使わないと、セッティングの参考にならないので精度の高いモノを持っておくべし。

6)リジットラック(ジャッキスタンド)

 最後は『ウマ』とも呼ばれるリジッドラックだ。片輪ずつのタイヤ交換だけなら必要ないかもしれないが、足まわりやブレーキの確認をしたり、オイル交換などでクルマの下に潜るときはコレが必須でないと危険。基本はふたつセットで考えて持っておけくと安定感も使い勝手も向上する。

 DIYは安全かつ確実に行なうからこそ楽しい。道具をケチって愛車を傷付けたり、自分自身がケガしないよう注意しよう!

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