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旧車乗りが怯える純正部品の製造廃止! 供給期間は「車種」と「メーカー」次第という事実

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: 日産、藤田竜太、Auto Messe Web編集部

アフターパーツもうまく利用するのもアリ

 このように車体の生産終了から具体的に何年間、という数字は確認することはできなかったが、各メーカーとも主要補修部品の供給期間は、およそ10年プラスアルファというのが一般的。

 メーカー別にいうと日産、スズキ、トヨタ、マツダは、わりと古いクルマのパーツでも購入できるが、ホンダ、三菱、スバルは、純正パーツの製造廃止が早いといわれている。純正部品がなくなっても、優良部品(純正同等社外部品)が入手できる場合もあるし、人気車種なら純正互換のアフターパーツも出回っている。

 純正パーツの保有期間はメーカーの考え方にも左右され、車種の人気や古くなっても乗っている人が多ければ、パーツが途絶える可能性も小さくなる。輸入車のベンツやポルシェ、BMWやイギリス車だと、かなり旧いクルマでもパーツが入手できる体制が整っているので、非常にうらやましいところだ。

 レストアや修理しながら、一台を長く乗るクルマ文化が根付いているかどうかの違いなのだろうが、国産車でも前記の日産の第二世代GT-R用のパーツをはじめ、マツダロードスター、ホンダビート、トヨタ70・80スープラの補修部品の再生産事業が始まっている。今後、これらのヘリテージパーツがもっと広がっていくことを願いたい。

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  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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