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いま熟練アウトドア派は当然のように導入! 「車載冷蔵庫」が便利すぎて驚く

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TEXT: 土田康弘  PHOTO: アベスト、ロゴスコーポレーション、PIAA、ドメスティック、ダイハツ工業

使用時のバッテリーあがりには注意!

 クーラーボックスを車内で利用する際に注意したいのは、電源使用時の車載バッテリーあがりだ。例えばエンジンを切った状態で、シガーソケットにつなぎっ放しにして冷蔵庫を稼動させていると、バッテリーの残量が気になる。万が一、低電圧になってしまえばエンジンの始動が困難になってしまう。

 そこで注目なのは、車載バッテリーの電圧低下を監視してくれるモデル。バッテリーが弱くなってきたことを検知すると、自動的にクーラーボックスの電源をオフにしてくれるので安心だ。

サイズはどう選ぶ? 容量だけでなく外寸も重要

 また冷蔵庫にはさまざまなサイズがあるので、購入時に容量の選択で迷ってしまうこともあると思う。利用方法や人数などで必要な容量は変わってくるので悩むところだ。

 各モデルごとに庫内の形状が違うので一概には言えないのだが、15Lモデルで500mlのペットボトルが15本〜程度、25Lモデルであれば500mlのペットボトル20本〜程度を収納できると考え、目安にすると良いだろう。

 また車内に載せることを考えた時、外形寸法も大切。ラゲッジやセンターウォークスルーのスペースにぴったり収まるなど、車内の設置場所に合わせてサイズを選ぶのも重要なポイントだ。

 さらにモデルごとに重量もかなりの差があるので、出かけた先でクルマから持ち出して持ち運ぶことを想定している場合は重量にも要注意。内容物を詰め込むとさらに重くなってしまうので、そこまで考えて選べば失敗は少ないだろう。

急速冷却タイプや静音仕様なら、より便利&快適に

 車載用冷蔵庫を選ぶ時にもうひとつの注意ポイントが設定温度だ。高性能モデルでは−25℃など、かなりの低温まで冷蔵可能なモデルがある。一方で簡易的なモデルであれば最低温度が5℃〜10℃程度。しっかりと食品などを冷蔵する目的なのか、飲み物の温度をキープするための保冷として用いるのかによってモデルの選びが変わってくる。

 さらに急速冷却が可能なモデルもある。これなら食材を買う前にあらかじめ電源をONにして庫内を冷やしておく必要が無いので便利。スーパーに買い物に出かけ、食材や飲み物を買ってからスイッチをONにしても十分に冷やすことが可能だ。

 最後に、車載用の冷蔵庫には冷やすためのメカニズムにいろいろなタイプがある。それぞれの機構ごとに違いが出るのが騒音だ。車内に置くと稼動音が気になるケースもあるので静音設計のモデルにも注目してみよう。騒音が“○○dB以下”など、静かさをうたっているモデルもあるので気になるユーザーは注目すると良いだろう。

 車載の冷蔵庫があれば車内でいつでも冷たドリンクが飲めたり、持ち運べる食材が増えたりとアウトドアでの楽しみが広がる。またドライブや旅行で遠時した時に、お土産用に現地で要冷蔵の食品を購入することだって可能になる。夏場(温冷庫なら冬場も)のドライブのバリエーションを増やしてくれる車載用冷蔵庫。夏のレジャー本番前にぜひ、導入を検討してみてはいかがだろうか。

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