数年後にはカリフォルニアのAZ-1マニアに譲渡
ただ、残念なことに、この姿を見られるのはあと数年かもしれない。時期は未定だが手放すかもしれないと打ち明けてくれたのだ。
その譲渡先は何と海外。齋藤さんの知人であり、現在はアメリカ・カリフォルニアに住むアシュリー・デルーカさん(現地のマツダに勤務/女性28歳)。仕事で日本にやって来たときにAZ-1を購入。帰国する際に所有していたAZ-1をアメリカへ持ち帰ったほどのマニアで、AZ-1を”文化遺産〞と豪語しているほど。
そんな状況にもかかわらず齋藤さんは、その日が来るまで引き続きカスタマイズを楽しむようだ。「ガラスルーフをFRPに換装してサンルーフのような形状にし、オープンエアを楽しめるようにしてから彼女に引き渡したい」と、AZ-1にさらなる思いが込められつつある。
「アメリカ西海岸の風を浴びながら気持ちよく走ってもらいたい」。齋藤さんのAZ-1に注いできた夢のような思いは、次のオーナーにも受け継がれていくに違いない。