人気投票の結果、スポーツクワトロS1が勝者に
標高4302mの山頂まで山道を駆け上がる「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(パイクスピーク)」。「インディ500」の次に歴史があり、「世界一過酷なレース」ともいわれるアメリカの公道レースである。しかし2020年大会はCOVID-19の感染拡大の影響により、当初6月28日(日)に設定されていた決勝が約2ヵ月遅れの8月30日(日)に延期となっている。
そのパイクスピークだが「マイルストーンマッチアップ」と題して、過去にパイクスピークを勝利した32のドライバーやマシンによる、トーナメント方式での人気投票もおこなっている。この一か月間、Instagramとtwitterでファンからの投票を受け付けていた。
その決勝戦に勝ち進んだのは、「スノーイー1960」と「アウディクワトロ」となり、最終投票で72%の票を集めた「アウディクアトロ」が「King of the Milestones」を獲得した。
また1987年大会では前年のコースレコードを21秒以上短縮する10分47秒850のタイムを出すなど、アウディ・スポーツクワトロS1は85年から3年連続で「キング・オブ・マウンテン」の称号を得ている。
ところで、パイクスピークに参戦している日本人ドライバーをご存じだろうか。「モンスター田嶋」こと田嶋伸博氏である。
1916年の初開催から数えること98回目(第一次・第二次世界大戦の影響で、1917年からの3年間、そして1942年からの4年間開催されなかったため)のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム。今年は8月24日(月)に車検が行われ、翌25日(火)から各日3時間ずつの4日間の練習走行セッション、休息日を挟み8月30日(日)に決勝が行われる。今年は3名の日本人選手が挑むこととなっている。