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テントとタープはどっちが先? 現地で大きな差を生む「にわか脱出」のちょっとしたキャンプ知識

ちょっとしたコツを知っているかどうかで雲泥の差となる

 テントとタープの設営や心地いい睡眠、スマートな調理など、キャンプを快適に行うためにはちょっとしたコツが必要です。でも初めてのサイト設営では、わからないことだらけでスムーズに行えないことも……。そこで今回は、快適キャンプのためのスマートな設営のコツを紹介していきましょう。これを知っているだけで、キャンプはもっと楽しくなります!

 

テントとタープはどちらを先に建てる?

 サイト設営に慣れていないと、テントとタープのどちらを先に建てればいいのか悩んでしまいます。そんなときは「あとから動かすことが難しいもの」を先に設営しましょう。

 ドームテントとヘキサタープなどのオープンタープを設営する場合は、設営後に動かすことが大変になるタープから先に建てるようにします。そして、テントを建てたら固定する前に動かして位置を微調整。そうすればイメージ通りのレイアウトが作れます。

 ただしトンネルテントやワンポールテントなど、設営後に移動できないテントの場合は、テントを先に建て、そのあとにタープを建てるほうが設営しやすくなります。

地面によってペグを使い分けよう!

 テントやタープに付属しているペグは、ほとんどの場合が1種類です。しかし、サイトの地面はキャンプ場によってさまざまなので、付属のペグだけで対応できるとは限りません。地面が硬くて付属のペグでは刺さらず、キャンプを断念……なんてことにもなりかねません。

 ですから付属のペグだけでなく、違う種類のペグを別途準備しておきましょう。強度があって汎用性の高い「鍛造ペグ」なら、大抵の地面に対応するので持っていると安心です。

快眠にはテント内レイヤードが大切

「背中が痛くてよく寝られなかった……」というビギナーキャンパーのなかには、テントのフロアに直接シュラフを敷いて寝ている人がいます。それでは当然、地面の凹凸や湿気の影響を直接受けてしまうので、快適なはずがありません。

 快適な睡眠を得るためには、まずテントフロア全面に「テントマット」を敷き、その上にクッション性のある「スリーピングマット」を敷きます。そして、その上にシュラフを敷けば、快眠することができます。

作業しやすいキッチンの作り方

 料理の手順は「保存→洗う→下ごしらえ→加熱」の流れで行います。ですからキッチンを作るときも、この流れがスムーズに行えるようにレイアウトしていきます。

 具体的には「クーラーボックス→ウォータータンク→調理台→2バーナー」の順に並べていきます。流れは右からでも左からでもOK。悩んでしまう場合は、家のキッチンがどのような配置になっているのかを思い出してその通りに並べれば、慣れたレイアウトになるので使いやすくなります。

 こんなことを頭に入れてサイト設営に臨めば、きっと快適な時間が過ごせるキャンプサイトを作ることができるはずです。

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