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手動運転補助装置の価格や取り付け工賃、対応店舗について
さて、気になる価格や取り付け費用についてだが、手動運転補助装置に詳しいオサムファクトリー(http://osamu-factory.jp/)の福永 修代表に話を伺ってきた。同社もまた、アクティブクラッチというマニュアルミッション車用の手動運転補助装置を開発&販売している。
「弊社で取り扱っている脱着可能な機械式のオートモビリティ(カナダ)の901ハンドコントロールシステム(プッシュ&ブル式/アクセル&ブレーキ)』は、本体+取り付け工賃込みで15万円~になります。『グイドシンプレックス社のステアリングコントロールシステム(リング式)』だと、本体+取り付け工賃込みで37万2000円~、同じくグイド社の『ワンハンドコントロールシステム(電気レバー式/アクセル&ブレーキ)』は、本体+取り付け工賃込みで30万5000円~で販売させて頂いております」。
またオサムファクトリーでは、それぞれのクルマや運転する方の状態や好みに合わせて、メーカーの既存品を改造したりといった、いわゆるワンオフにも対応。例えばレバーやリングの押し/引き操作を逆にしたり、右手もしくは左手に主要な操作を集約させることもお手の物。
それからどこで買うか? どこで取り付けてもらうか? だが、新車購入時であれば各自動車メーカー系のカーディーラーに相談するのが間違がない。あと付けの場合は、やはりオサムファクトリーのような手動運転補助装置を取り扱っている知識のある自動車整備工場に依頼するのが安心。
また近くにそういった工場がない場合は、専門メーカーに直接問い合わせれば親身になって相談に乗ってくれる。直販はもちろん取り付けも任せることができるし、自分にどんな運転補助装置がマッチするのか不安な人に対しては、試乗車が用意されていることもほとんどのようだ。
購入にあたっての税金の優遇や助成制度など
最後に、障がい者の人が手動運転補助装置を購入する場合や、手動運転補助装置がついたクルマを購入(買い替え)する場合には、税金の優遇や助成制度が受けられることに触れておこう。
まずはクルマを購入(買い替え)する場合。手動運転補助装置とセットでクルマを買うときには、自動車本体総額にかかる消費税が非課税になる。すなわち、消費税を支払わずにクルマを購入できるのだ。
また手動運転補助装置は、各市町村が定めている身体障がい者自動車改造費用助成(補助)金の対象となり、かかる改造経費の一部が補助金として交付されるようになっている。ただし、各自治体によって限度額などに異なる部分があるらしく、福祉課などの担当窓口に問い合わせるのが確実のようだ。