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不幸を招かないために高齢ドライバー必見! 国交省お墨付きの「後付け誤発進防止装置」が凄かった

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TEXT: 土田康弘  PHOTO: トヨタ自動車、データシステム、ナルセ機材

いま乗っているクルマに後付けできる! 誤発進防止装置

 近年、高齢ドライバーによる事故のニュースが後を絶たず、高速道路を逆走したり、駐車場から店舗に突っ込むといったさまざまな事例が報告されている。なかでも頻繁に耳にする事故原因のひとつが「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」というもの。そんなドライバーのミスによる事故を未然に防ぐ装置として注目されているのが、後付けの「急発進等抑制装置」だ。

 これはクルマに標準装備される安全装備では無く、いま乗っているクルマに後付けで搭載できるのが特徴で、国土交通省が効果や安全性の調査を行ない、認定を受けたアイテムが各メーカーから販売されている。高齢者に限らず、運転操作に不安のあるドライバ−はぜひ取り付けを検討してもらいたい装置を紹介しよう。

タイプ1【障害物検知機能付きペダル踏み間違い急発進等抑制装置】

 認定されている対象装置には大きく分けて3つの種類がある。ひとつは「障害物検知機能付きペダル踏み間違い急発進等抑制装置」だ。トヨタ自動車の「踏み間違い加速制御システム」がそのひとつ。このシステムは発進時や車速が時速10km以下で走行中に、進行方向の約3m以内に障害物がある場合、一定以上アクセルを踏んだときに作動するというもの。

 異常を検知するとランプとブザーで知らせ、エンジン出力を抑制する(アクセル信号がキャンセルされてアイドリング状態になる)機能を備えている。また車両を後退させる場合は、障害物が無くても車両スピードが時速5kmを超えると同じように作動する。

タイプ2【ペダルの踏み間違い急発進抑制装置】

 もうひとつのシステムは「ペダルの踏み間違い急発進抑制装置」だ。こちらはその名のとおり、ブレーキとアクセルのペダルを踏み間違えた際に作動する急発進抑制装置だ。同システムのひとつとして認定されているデータシステムの「アクセル見守り隊(SAG297)」を例に機能を見てみたい。

 この装置は常時アクセル信号を監視しており、時速10km以下(前進/後退)で走行中、もし急なアクセル操作を検知すれば自動的にアクセル信号をカット。アイドリング状態にするのと同時に、ランプの点滅とブザーで異常を知らせる機能も備えているので同乗者も安心だ。

タイプ3【ペダル間違い防止装置】

 3つめのシステムは「ペダル間違い防止装置」と呼ばれるシステム。国土交通省で認定されているのはナルセ機材の「ワンペダル」と呼ばれるモデルだ。

 製品はブレーキペダルに被せるようにして取り付けられる特殊なペダルで、アクセルとブレーキペダルが一体の形状になっているのがポイント。踏むと普通にブレーキがかかり、その足の平を右側に傾けるとアクセルになるというのが仕組みだ。

 ここで紹介した装置に対してはサポカー補助金制度が利用できるなど国の補助もあるので、運転が不安なドライバーやその家族は、装着を検討してみてはいかがだろうか。自分の運転技術や体力を過信すること無く、後付けの安全装置をうまく活用して安全運転を心がけてもらいたい。

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