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「ウソだろ? むかし数十万円で売っちゃった……」あまりの高騰ぶりに驚愕必至の国産旧車とその価格

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TEXT: 遠藤イヅル  PHOTO: 日産、トヨタ、Auto Messe Web編集部

510/610型ブルーバードも高騰中

 日産の名車、ブルーバード。初代(310型)と、その次のピニンファリーナ・デザインを持つ2代目(410型)は販売価格100〜150万円程度が主流だが、続く3代目の510型になると、相場が一気に上昇。250〜350万円台での販売が多く見られる。明快な四角いデザインにレトロかつスポーティな雰囲気や「男らしいクルマ」感は、同時期のハコスカに通じる魅力があり、人気が高いのもわかる。

 そしてほんとうにビックリするのはここから。510型ブルーバードの後継は、コロナ・マークIIの高級路線に対抗して大型化した610型……いわゆる「ブルーバードU」だが、クセのある抑揚が強いデザインのため中古車では人気がない。

 それが、現在では200万円前後というプライスタグが付くだけでなく、610型ブルーバードに追加された直6エンジン搭載の2000GT(通称:サメブル)は、400万円〜600万円台という驚異的な値段になっているのだ。たしかに610型の流通数は極めて少ないが、それにしてもあんなに安かった “ブルU”が500万円オーバーというのは、ほんとうに驚かされる。

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