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本当の「カフェ」が語源! 旧車の「ちょいワル」カスタム「カフェレーサースタイル」とは

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TEXT: 遠藤イヅル  PHOTO: ロータス、BMW、シボレー、日産、FCA、Auto Messe Web編集部

カフェレーサーのクルマ版には“定義“がない!?

 では、クルマのカフェレーサーカスタムの定義は? というと、実は「ない」(なお、バイクのカフェレーサーにも、厳密な定義というものがない)。ただクルマのカフェレーサーの多くは、灯火類を残しボディにも大規模な改造をしないなど「市販状態から大きく逸脱」しないという傾向はあるようだ。

 その範囲内でレーシーに仕立て上げており、「カスタムの流儀」「カスタムの考え方」は、やはりバイクのカフェレーサーに近い。

 具体的には車高を落としてサスペンションを固め、軽量アロイホイール・ハイグリップタイヤに交換してコーナリング性能を高め、ツインキャブ化やマフラー交換を行なってパワーアップ。重たいバンパーや、走行に必要ない内装の遮音材などを外す軽量化もよく行われる。

 バケットシート化やステアリングホイールの交換は、視覚的・機能的にも効果的だ。

 外観では、ゼッケンサークルを貼ったり、砲弾型ミラーを装着するとレーシーな雰囲気がアップする。車体の一部を色変更してもいいし、ストライプを入れてもカッコいい。往年のレースカーやラリーカーを模倣することも、バイクのカフェレーサー同様、よく見られるスタイルだ。

  もちろん、レースに出ることはカフェレーサーの前提でないので、これらのカスタムをほどよくミックスして、雰囲気を楽しむのもよい。でも、市販車をレースカー風に仕立てるカフェレーサースタイルは、「やりすぎないこと」がポイントではないだろうか。ベース車のイメージを上手に残すことも重要だ。

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