救命救急の基礎知識を習得しよう
自分の家族を含め、街中や路上で急病人やけが人が出て応急手当が必要になるケースは、滅多に出くわすものではないかもしれない。けれど、もしその場に居合わせたとしたら、何かできるだろうか?
そのような時に適切な処置を施すことは知識が無ければ難しく、ただ状況を見守るだけ、できることと言えば救急車を呼ぶこと程度だろう。しかし、救命救急の基礎的な知識があれば命を救うことができるかもしれない。
そこで今回は万が一の事態に直面しても慌てず行動できるように、応急手当の基礎知識を学べる講習会について紹介したい。
全国各地で講習会が開催されている
全国でそのような講習会は開催されているが、代表例として東京都では東京防災救急協会が主催する「応急手当講習会」というものがある。各地の消防署などを会場にして定期的に開催されているので、場所や実施日についてはウェブサイトを確認してほしい。
この講習では応急手当に関する基礎知識を学ぶことができ、受講して応急手当に関する技能が一定のレベルに達したと認定されると技能認定証(講習受講日から3年間有効)が交付される。
一般の方が受講できる「救急手当コース」では、「普通救命講習(4時間)」と「上級救命講習(8時間)」の2つに分かれており、普通救命講習であれば1500円(教材費・消費税込み)で受講できるので、まずはこちらから受講してみると良いだろう。