車検対応マフラーでも楽しめる余地は十分にアリ
といった感じでなかなか厳しい社外マフラー業界。しかし、今もマフラー交換の需要は少なくないし、保安基準の範囲内で楽しめる余地はまだ残されている。「認証プレートが付いていなければNG、付いていればOK」と分かりやすくなったことで、初心者でも安心してマフラー交換できる環境が整ったともいえる。絶望するのはまだ早い!
「ダウンサイジングターボ系やハイブリッド車は元の音量が小さめなので、上限は低くとも純正との違いは出しやすいです。またメーカーとしては、限られた条件下でいかに『いい音』を出すかが腕の見せどころ。最近だとカローラスポーツの1.2Lターボや、RAV4の2.5Lハイブリッドなんかは、すごくバランスのいいサウンドに仕上がったと自負しております」。
そもそも最近はマフラー音の大きなクルマは忌避される傾向にある。スポーティなカスタマイズを楽しみながらも、音はジェントルというのが今どきだ。クルマ好きとしては少し寂しい気がしないでもないが、もはや公道で『ブオォォォォン!』と大音量を響かせて走る時代ではない。
「あとはルックスを変えられるのもマフラー交換のメリット。現行車は純正マフラーレス仕様が多いので、それを4本出しにグレードアップしたり、センター出しにしてレーシー感を演出したり。当社では扱っていませんが、2017年からはマフラーのサイド出しも解禁されています。またチタンやカーボンなど、テールエンドのカラーや素材でさり気なくアクセントを付けるのもオススメですよ」。
【取材協力】
BLITZ(ブリッツ)
tel.0422-60-2277
https://www.blitz.co.jp