【3】純正ステアリング機能を生かしたまま交換
続いて社外ブランドのステアリングへの変更。最近は純正オプションで社外品が用意されているメーカーもある。例えばダイハツだとMOMOのステアリングがオプションにある。写真はLA150Sムーヴカスタム用のMOMOステアリングを装着したLA700Sウェイク。このウェイクはさらにカーボン加工をしてオリジナリティを出すという合わせ技を使っている。
純正オプションがなくても、社外ステアリングに変更できる。ひとつは純正ステアリング内にあるスイッチ類およびエアバッグはそのままに、グリップやベース部分を交換する「純正タイプ」の社外品だ。カーボン柄やピアノブラック、ウッドなど高級感のあるステアリングに進化させられる方策だろう。
【4】完全な社外品への交換
エアバッグを外して純正のスイッチ類は別体の基盤または基盤付きのもの(ともに社外品)を装着できるるものもある。社外のステアリングとしてはMOMOやNARDI、ISOTTAなどの交換が人気だ。
この場合はエアバッグも純正のスイッチ類も外した上で装着するのが基本(その際警告灯が点灯・点滅したままだと車検は通らないので、キャンセラーの装着が必要となる)。
交換する際は専門ショップ(カスタム・チューニングショップおよびカー専門の量販店など)に依頼するのがベスト。仮にDIYでチャレンジする際は(1)(自分の)駐車場や通行の妨げにならない平らな場所に正位置に止め(2)誤作動を防ぐためにキーを抜き(リモコンの場合は完全OFF時)(3)10分程度放置した後にバッテリーのマイナス(ー)端子を外す(4)マイナス端子を外した後も再度10分程度放置する。残留した電圧によるエアバッグの誤作動を避けるためだ。それからステアリング交換の作業に取り掛かろう。
最後に任意保険について。ステアリングを交換するにあたり、任意保険の所定の条件内に「エアバッグ付き」で契約している車両は、必ず保険会社に確認と必要であれば変更しておくこと。また、社外のステアリングに変更する際は、ホーン(またはホーンボタン)部分には「ラッパのマーク」を忘れずに添えてください!!