自動車メーカーそれぞれの個性ある福祉車両
高齢者社会となり、福祉車両の需要が高まっています。よく見かける介助者が運転し、病院、や介護施設へ送迎する福祉車両だけではなく、障がいのある方が自立、社会参加をするため、自ら運転できるように運転補助装置を搭載しているクルマもメーカーからも販売されています。
今回は、そんな福祉車両の各メーカーの特徴をご紹介します。
トヨタ ウェルキャブ
トヨタの福祉車両はヴォクシーなどのミニバンや、プリウスなどのハイブリッド車のほか、コンパクトカー、セダンなど17車種42タイプ(仕様)と全メーカーで一番ラインナップが豊富です。
ベースとなる車両と乗車定員が変わらないなど、介護や福祉目的だけではなく普段使いも出来ます。開発するにあたり、ユーザーの声を取りいれることで実際に使用したことのある人にしか分からない細やかな工夫が随所に施されています。
車いす収納装置付車や助手席リフトアップシート車などユーザーの生活スタイルによりマッチした車を選択することができます。
マツダ ポータル
ラインナップはCX-5などの人気車を中心に、オープンスポーツカーであるロードスターにも運転補助装置車を設定するなど、走る楽しさが味わえる車種があるのはマツダならではです。
違和感のない操作性と実用性のほかに、シートは骨盤を立てるシート構造を採用し、体がゆすられることなく快適に安心して移動を楽しめるようになっています。
ベースとなる車両と乗車定員が変わらないなど、介護や福祉目的だけではなく普段使いも出来ます。回転シート・リフトアップシート、車いすスロープ車などがラインナップにあります。
日産 ライフケアビークル
エクストレイルなどの人気のSUVをはじめ、電気自動車、多人数乗りの1BOXなどラインナップが豊富なほか、これらをひとつのお店で購入できるのは日産だけです。出かける喜びを、一人でも多くの方へというコンセプトで開発されています。
また、日産独自の車輌も多く取り揃えられています。Mクラスミニバンハイブリット車に昇降シート車や車いす仕様車の設定、4名が車いすのまま乗車できる車両や、電動で回転・昇降するスライドアップシートなど、展示会などを通してユーザーの声からアイデアを発掘し、商品企画、開発しています。