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秘密基地で「車上生活」ができる! いま話題の「ルーフトップテント」が想像の斜め上だった

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TEXT: 永田恵一  PHOTO: Auto Messe Web編集部、AC、PIXTA

使用頻度が高いならあると便利なアクセサリー

 クルマをアウトドアの足や車中泊として使う人にとって、1995年登場のボンゴフレンディで話題になったポップアップルーフは、就寝スペース確保や着替えに便利な装備だった。しかし現在カタログモデルでポップアップルーフが付くモデルはベンツVクラスのマルコポーロホライゾンくらいだ。 そのためこれからポップアップルーフが付くクルマを買おうとした場合の選択肢はもう年式の古いボンゴフレンディの中古車か、新車であれば前述したベンツVクラスのマルコポーロホライゾンかキャピングカーのビルダーなどの制作によるものとなる。

 前者はボンゴフレンディだと既に25年落ちであること、後者もマルコポーロホライゾンは938万円という価格が一般的ではなく、となるとビルダー制作によるものもベースとなるクルマの選択肢が現実的だ。

ルーフトップテントなら比較的容易に後着けできる

 最近ポップアップルーフに近い機能をクルマに加えるアイテムとしてルーフトップテントと呼ばれる商品が静かな人気となっている。ルーフトップテントは自転車などのキャリアやルーフボックスを付けるのに必要なベースキャリアに装着でき、収納すればコンパクトなのでそのまま走行も可能だ。

 目的地でルーフトップテントをオープンにすれば梯子で上る屋根裏部屋が現れ、就寝用など自由に使えるスペースができるというもの。ルーフトップテントとポップアップルーフを比べると、ポップアップルーフのようにアプローチスペースを活用着替え等はできないものの、スペースができるという意味ではそれに近い。さらに装着できるクルマの全高に制限はあるにせよ、比較的容易に後着けできるという点は大きな魅力だ。

 ルーフトップテントのバリエーションだが、まずはその名の通りクルマの上に展開するタイプ、他には横方向や後方のスペースを使って就寝できるタイプがよく見られる。さらに横方向に展開するタイプには、その下に着替えなどができるスペースが作れるタイプ(最初からそういう仕様だったり、もしくはオプションで付けられたりする)があるようだ。

 価格はそれなりになり、だいたい数十万になる事が多い(編集部調べ)。使用する頻度が多ければ雨風がしのげる部屋がクルマできると考えれば、決して高くはないのではないだろうが…。ルーフに付けるものだけに走行中の注意なども必要だが、いま注目上昇中の面白い商品ジャンルなだけに今後の商品展開や発展も注目だ。

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