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ドレスアップ目的じゃなかった! 「稲妻・矢印・リボン」クルマに貼られる「意味ある」ステッカー

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部、AC

輸入車で見かける「I」や「D」の意味とは?

 続いてはレーシングカー由来じゃなく、かつ貼っている人が多いステッカーを挙げてみよう。輸入車でよく見るのは正式名称を『国際識別番号』という、白地の楕円形にアルファベット1~3文字を黒で書いたステッカー。

 自動車を登録した国じゃない国で運転するときに表示する、ジュネーヴ条約の規定に準拠したデザインで日本は『J』と定められている。他の有名どころでいうとアメリカは『USA』となり、イギリスは『GB(GreatBritain)で、ドイツが『D』でフランスが『F』でイタリアが『I』スイスが『CH』だ。

 ほかにも縦型でリボンを結んだ形状をしており、多くはマグネット式のステッカーも割と有名だろう。元々はアメリカで生まれた社会貢献の意志を示す、リボンマグネットと名付けられたアイテムであり、プロジェクトごとにデザインの異なるステッカーが製作され、購入した金額の一部がその事業に対して充当される仕組み。

 最後はアメリカの国道など種別を示す標識がモチーフのステッカー。インターステートと呼ばれる州をまたぐ高速道路から国道、州道と規格によってベースとなる標識の形状は異なるが、特に人気が高いのはアメリカの母なる道として世界中にファンが多い『ルート66』だ。

 アメリカが好きなオーナーの経営するカーショップや飲食店では、内側の数字や文字を変更したオリジナル品を作っているケースも少なくない。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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