クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • ワークスチーム
  • ミニバンがスポーティで何が悪い! フリード・モデューロXの「空力マジック」が本気で魔法だった
ワークスチーム
share:

ミニバンがスポーティで何が悪い! フリード・モデューロXの「空力マジック」が本気で魔法だった

投稿日:

TEXT: 岩田部屋  PHOTO: 小林健

フロントマスクが大胆に進化! 内装も新素材採用で質感が向上

  エクステリアは専用のエアロパーツやホイールなどを装備し、インテリアも純正にはない専用の素材やカラーリングでトータルコーディネート。これらのパーツはホンダの純正用品部門、ホンダアクセスが開発。ベース車と同じ生産ラインでパーツを組み込み、ノーマルとは違うパーツが付いているため運輸支局に持ち込んで登録。

 こうしてユーザーの元へ納車されるシステムのモデューロXは、言わばホンダ公認のコンプリートカー。車検や点検の際も問題なくディーラーへ入庫でき、メーカー設定のラインアップから大幅にグレードアップしたカスタマイズカーに乗れるということで好評のプログラムである。

 現行車で購入できるモデューロXはS660、ステップワゴン、ヴェゼル、フリードの4車種。いずれのモデルもベース車がフルモデルチェンジしてから間を置いて追加リリースされ、ベース車のマイナーチェンジに合わせてモデューロXも改良されてきた。

 その最新作が今年5月29日に発売を開始したフリード モデューロX。ベース車のフリードが昨年10月にマイナーチェンジの実施に伴い、モデューロXもバンパーのデザイン変更や内装の質感アップを図り、クルマの魅力を高めた。

 今回はフリード モデューロXが、マイナーチェンジ前と比べてどのように進化したか、詳しく解説していく。

空力パーツを強化して整流効果がさらにアップ

 エクステリアの大きな変更点は、専用フロントエアロバンパーとフロントグリルのリニューアル。バンパーは横に広げた台形の開口部が見た目に安定感をもたらし、マイナー前ではブラック塗装で一体感を演出していた左右の開口は分離させ、フロントマスクをシャキッとさせた。

 さらにグリルの端から開口部の下まで走らせたくの字型のプレスラインが立体的な表情へと導く。専用のLEDフォグライトとフロントビームライトはマイナー前に引き続き標準装備とした。

 見た目だけでなく、「実効空力デバイス」というコンセプトのもと、整流効果を向上させた点も見逃せない。マイナー前のモデューロXはバンパー下部にエアロガイドフィンを設置するだけに留めていたが、今回は下部のセンターに2つのエアロスロープ、両サイドにエアロボトムフィンを採用して走行安定性や旋回性能を向上。 またバンパーの側面に鋭いエアロフィンをデザイン。走行時の風をスムーズに後方へと流してくれる。これらの効果はスポーツ走行でなくても、日常生活での速度粋から体感できるという。

 専用フロントグリルは横フィン基調として顔つきが精悍になり、ノーマルのフリードとの差別化を図っている。躍動感のあるラインを加えたサイドロアースカート、ディフューザー形状に仕上げたリアロアースカートはマイナー前から踏襲した。なおバンパーの変更に伴い、全長はベース車から25ミリ伸びて4290ミリとなる。

 ホイールはブラックと切削したポリッシュ面、2色のコントラストが際立つ専用デザインの15インチアルミを装備。足まわりはマイナー前に続き専用サスペンションを採用。ワインディングでもふらつきがなく、踏ん張りが効く味付けとなっているため走りも楽しい。スプリングはローダウンタイプではなく、全高はベース車と同じとなる。

 カラーリングはラインアップを刷新し、プラチナホワイト・パール、ミッドナイトブルービーム・メタリック、プレミアムクリスタルレッド・メタリック、クリスタルブラック・パールの全4色を設定。マイナー前から1色増え、選択肢が広がった。

12

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS