マニア心をくすぐるクオリティの高さ

　模型メーカーの京商が輸入代理店を務めるOttO mobile（オットモービル）から1/18スケールレジンモデル　トヨタセリカ1600GTが世界限定300台で2020年8月1日に発売される。

　ダルマセリカの愛称で親しまれたセリカは、1970年12月に登場。ファミリーセダンの初代カリーナH/Tと同じプラットフォームを使った、手ごろな価格のスポーティーなクーペ＝スペシャルティカーの先駆けとして大ヒットした名車だ。

　初代セリカは、フォードマスタングのコンセプトを真似たものと言われてもいるが、エンジン、ミッション、外観、内装を自由に組み合わせることができるフルチョイスシステムを採用していた。

　なお、トップグレードのGTは、フルチョイスシステムの対象から外れ、全ての機能が最上級だった。またエンジンは、1.6リッター直列4気筒DOHC（２T-G/115馬力）が搭載されるほか、合わせガラスやパワーウインドウなど内外装もすべてGT専用仕様となっていた。

　OttO mobileの京商特注仕様では、美しいスタイリングをそのままミニカーに落とし込んでいる。さらにオリオン・ターコイズメタリックにサイドストライプが華を添え、ホイールもセリカ純正のホイールキャップ仕様で、センターキャップに付いているセリカのロゴがマニア心をくすぐる。

　窓ガラスをのぞき込むと3本スポークの本革巻きステアリングが目に飛び込む。インパネに目を向けると、丸形5連メーターがズラリと並ぶ、この光景は当時のスポーツカーらしさの最先端だった。

　また、GTには標準装備だった3連メーターの下にAM/FMラジオも再現されている。ブラック基調のスポーティなシートデザインも実車のように作り込まれている点も見逃せない。

　気になる価格は、1万5000円（税抜き）となっている。京商の広報によると「日本に入ってくる数は300台に対して半分以下となりそうです」とのこと。全国の模型店およびインターネットで購入することができる。

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トヨタセリカ1600GT

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