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クルマ好きなら絶対ほしい「Aライ」の取得が想像以上に手軽! 「Bライ」飛ばしが可能なその方法とは

投稿日:

TEXT: 岡田幸一  PHOTO: Auto Messe Web編集部

いよいよAライセンス講習会に参加

 公認サーキットが発行する走行証明書が手に入ったら、次はいよいよAライセンス講習会に参加。どの講習会に参加するかは、住まいのエリア、スケジュールにもよるが、インターネットで「Aライセンス講習会」で検索すれば、情報はすぐに見つけることが可能。

 なかでも、富士スピードウェイで開催される、ソニックレーシング主催のAライセンス講習会に注目してみたい。ソニックレーシングとはJAF公認の加盟クラブで、10年以上のAライ講習の実績があることで有名。年2回のAライセンス講習会以外にも、モータースポーツに関するさまざまな活動をして、盛り上げに貢献。Aライセンス講習会に関する疑問や質問にも、納得が行くまでとことん対応してくれる。

 Aライセンスの講習内容は、JAFの規定で厳密に定められているので、どの講習会でも同じである。

【講義】
・基礎講義 30分以上(Bライなしの人)
・国内競技規則講義 30分以上
・競技車両規則講義 30分以上
・国際モータースポーツ競技規則講義 30分以上
・レーシング講義 30分以上
・筆記試験 30分

【実技】
・基礎実技 60分以上
・走行実技試験 60分以上

 講義の途中は休憩が設けられているが、長時間座りなれていない人にはかなり苦痛かもしれない。眠たくなるのは必至だがそこは、Aライのために我慢。筆記試験は、規則書を見ながら回答しても構わない(他人と共有するのはNG)ので、合格実績は99%以上。

 走行実技は上手いor下手ではなく、信号やフラッグ、マナーに関することが理解できているかが採点されるという内容だ。実技においてもそれほど難しいものではないが、実際にコースを走りながらだと、信号やフラッグを見落とすこともなくはないので、学んだ内容を意識して真剣に走る必要はある。Aライ講習会の実技でもサーキットを走る服装や装備は必要で、フルノーマルの乗用車でOK。

 筆記試験、実技試験に合格すれば、晴れてAライセンスホルダーになれる。すべて1日で終了。

費用などまとめ

 Aライセンスを取得するには、ここで紹介している以外にもすでにBライセンスを持っている場合も含め、いくつか方法がある。たとえばJAF公式レースの入門レースとして人気の、ホンダN-ONEによるワンメイクレース『N-ONE OWNER’S CUP』であれば、当該レースに出場することを前提としたN-ONEワンメイクレース事務局によるAライセンス講習会なども開催されている。

 さて、最後にBライセンスなしでAライセンスを取得するときのコストの目安は以下の通り。高いと感じる人も多いだろうが、これこそが、Aライセンスを所有しているステイタスとも言える。

【今回のケースで必要になったコストの目安】
・JAF入会金&年会費 6000円
・スパ西浦モーターパーク走行料 5700円
・ソニックレーシングAライセンス講習会 2万5000円(Bライなし)
《教材費実費》
・モータースポーツイヤーブック 4700円
・モータースポーツハンドブック 1019円
・JAF国内競技車両規則 3850円
・FIA国際モータースポーツ競技規則付則H項 714円

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