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「アクリル水槽」「ミニモニ」「無限ホール」! 一時はバカウケも令和の世に消えた「車内カスタム」7選

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TEXT: 賀川 真弥(KAGAWA Shinya)  PHOTO: 賀川 真弥

5)水中花シフトノブ

 1970年代後半から80年代にかけて人気を博したのがお手軽に交換できる水中花シフトノブ(アクリルノブ)。MT車全盛の時代の産物だが、AT車の普及とともに減少していったカスタムパーツの1つだ。現在も販売されており、旧車やトラックオーナーに支持されているが、“当時モノ”を追求する人も多く、希少価値が出てきているのが実情。

 そうなると安価なモノには手を出さなくなり、市場からは縮小の一途を辿っているといえる。ちなみに程度のいい当時モノであれば、(数千円だったモノが)3~5万円前後に。なかには2万円前後のノブも見受けられるなど、“過去のカスタム”ではなく、希少価値あるカスタムアイテムに進化しているのだ。

6)LEDを駆使した無限ホール

 LEDの価格がお手頃になってきた2000年代の中半から後半。カスタムにも一気に広まり、オーディオカスタムとともに見せるポイントとして支持されたのがLED無限ホール(=LEDブラックホール)だ。奥までLEDがあるかのような演出はとてもキレイで光モノが好きなユーザーから支持を受けた。

 頑張ればDIYでもできることがわかるとさらに火が付いたが、そうして多くの人がやると一気に引いていくことに。これも人気カスタムの宿命といえるかもしれない。

7)A/Cホルダー

 筆者も27年前に乗っていたFC3Sに付けていたのが、星光産業より発売している『A/Cホルダー』だ。エアコンの吹き出し口に付けるホルダーで、250ml缶やスリムなコーヒー缶、さらにブタ缶と呼ばれた350ml缶まで対応している。

 最近のクルマは純正でドリンクを置くスペースが設けられているが、約30年前のクルマの多くはドリンクホルダーは後付けするモノと捉えていた。もちろん当時からドリンクホルダーは各社より販売されていたが、このA/Cホルダーが優れていた点は、温冷できるのは言うまでもないが、ホルダーに描かれたオシャレなフォント(文字)や曲線を描いたデザイン性も支持を受けていた。現在も発売中なのは驚きだが、色褪せない雰囲気は当時を知る者としては嬉しい限りだ。

 以上7点だが、多くのカスタムフリークがどれか1つは手を出した事があるのではないだろうか。今はもう昔の話だろうが、ひょっとするとあるきっかけからブームが再燃! なんてこともあるかも知れない。

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