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何時間でも眺めてられる! ホンダの歴史を突き動かしてきた「伝説のGPカー」2台と現行“R”が揃い踏み【オートモビルカウンシル2020】

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田了

サイズアップをとやかく言われながらもシビックは今もサーキットで戦う

 2台のレーシングモデル、いや偉大なるレジェンドマシンの隣に控えていたのはシビックTYPE Rのマイナーチェンジモデルです。

 この夏に発売予定だったシビックTYPE Rのマイナーチェンジモデルは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から生産活動が制限されてしまい、発売の延期が発表されていましたが、10月発売の予定が発表されました。

 実はシビックは、1972年に発表された初代モデルのSB1から始まり、歴代モデルがサーキットレースに登場している数少ないモデル(ブランド)です。ここ数代に限って言えばサイズアップが明らかで、そのモデルチェンジの是非を問う声が喧しいのは事実ですが、それでもサーキットで戦っているのは紛れもない事実。そして今回マイナーチェンジを受けて登場する10代目(の後期モデル)もサーキットで戦っているのです。

 実際のレースデビューはまだ少し先になるようですが、先日、鈴鹿サーキットにおいてフルコースを使ったタイムアタックを実施。市販モデルのFF車両としては、これが最速記録となる2分23秒993をマークしているのです。ルノーに奪われていた鈴鹿での同クラス最速タイムを、鈴鹿をホームコースとするシビックが奪い返した格好です。

 モデルチェンジの度にサイズアップしてきたことはともかく、これほどまでにストイックに速さを追求したは、やはりホンダならでは。そう、シビックもまた、今でも戦い続けているのです。

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  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
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