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ホイールカスタムの基本「ツライチ」の功労者! 危険を避ける「スペーサー」の選び方とは

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TEXT: 川島秀俊  PHOTO: Auto Messe Web編集部

純正ホイールでも愛車がカッコ良くなる! ホイールスペーサー(ワイトレ)の使用方法と注意点

 ドレスアップの第一歩といえば、タイヤ&ホイールの交換。ローダウンと一緒にやれば、愛車のルックスは劇的に進化する。SUV系の車種ならノーマル車高のままでも十分なので、純正サイズのままホイールのみ変更するユーザーも多い。それほどまでに、ホイール交換のカスタム効果は絶大なのだ。

 さて、実際にホイールを交換する際、マッチングでこだわるのがフェンダーとの“ツライチ”具合いだ。純正ホイールのように奥まったマッチングでは、せっかくアルミホイールを装着しても魅力が半減してしまう。逆に考えると、ノーマルホイールでも“ツライチ”にセットすれば、ルックスを向上させることが可能!

ホイールマッチングの調整アイテム「ホイールスペーサー」

 ホイールスペーサーとは、文字通りホイールを装着する際にハブとの間に挟むスペーサーのことで、一般的に3mmか5mmが多く利用されている。当然ながら挟んだスペーサーの厚み分だけホイールが外側へオフセットされるので、フェンダーとのスキマ感が減少してカッコ良く見えるというワケだ。

 もっと“ツライチ”にこだわりたくて、8mmや10mmのスペーサーを使いたい場合もあると思うが、ハッキリ言ってそれは危険! 純正スタッドボルトの長さが足りなくなり、ホイールナットのかかりが浅くなって固定強度が足りなくなってしまうからだ。3ミリと5ミリスペーサーの2枚重ねなどもっての他!

 どうしても使いたい場合は純正スタッドボルトをロングタイプに打ち替えることで可能にはなるが、路面からの荷重をボルトの先端側で受けるのは強度的な不安があるため避けたいところ。10mm以上の大幅な変更には「ワイドトレッドスペーサー(通称:ワイトレ)」を活用したい。

 ワイトレとは、スタッドボルトが仕込まれた厚めのスペーサーを純正スタッドボルトに固定するアイテムで、強度を確保しながらホイールを外側へ出せる便利なアイテム。ただ、少ない厚みでは純正スタッドボルトが飛び出すため、ホイール側に“逃げ”の空間がないと無加工では装着できない。

 飛び出した純正スタッドボルトを切断すれば可能な場合もあるが、ワイトレ自体にそこまでこだわる理由がそもそも疑問といえよう。最初からベストなインセットのアルミホイールを装着し、スペーサーの厚み分だけ深いリムや逆反りフェイスにした方が断然かっこいいからだ。オーバーフェンダーを装着したり、P.C.D変換(4穴⇆5穴)するなど特殊な理由があればハナシは別だが、スペーサーやワイトレは極力使わない方が良いとされている。

 とはいえ、最後に有益なスペーサーの利用方法をひとつ紹介しよう。それは、前後ホイールで異なるインセットをチョイスして“ツライチ”にしたい場合だ。

 ドレスアップを追求するなら、当然のごとく前後で異なるサイズを装着するだろうが、そうすると簡単にはタイヤローテーションができなくなる。数ミリの違いならばスペーサーを使うことで、ローテーションが可能な前後通しサイズのホイールを履ける場合があるのだ。ランニングコストも考慮しつつ、アイテムを駆使して賢くドレスアップを実践してもらいたい。

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