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「回るザブトン」「足もとランプ」! 本気すぎない「高齢者向け」クルマの乗降お助けアイテム5選

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TEXT: 土田康弘  PHOTO: Auto Messe Web編集部、WAGONIST編集部

【回転クッション】

 もうひとつ手軽なアイテムとして「回転クッション」(イージーターンなどとも呼ばれる)という物があり、こちらはクルマから降りるときに特に役立つ。

 健常者は当たり前のように行なっている動作だが、誰でもクルマから降りる時、身体の向きを正面からドアの方向に変えるためにじつはお尻をシートの座面から浮かせてズラしている。しかしお年寄りにとっては、この動作が難しいこともある。身体の向きが変えられなければ、クルマから降りるにもひと苦労だ。そこで座布団状の回転シートを敷いておけば、軽い力でクルりと身体の方向を変えられるようになるのだ。

【ワンタッチ開閉ボタン】

 またスライドドアの車種であれば、「ワンタッチ開閉ボタン」を追加設置するのも効果的。ミニバンなどのスライドドアは純正状態ではドアノブを引いて操作するが、握力の弱いお年寄りには難しい場合があるかもしれない。

 そこでボタンひとつでスライドアの開閉を行なえるようにするのがこのアイテムだ。アシストグリップの下部などにボタンを設置しておけば、クルマから降りる際にもワンタッチでスライドドアを空けることができる。

【ウェルカムランプ】

 万全を期すなら、足もとを照らし出す「ウェルカムランプ」を追加するのもアリだ。夜間の乗降時には足もとが見えにくく、純正のランプだけでは照らし出す範囲も狭くお年寄りには不安。そこで広い範囲を明るく照らし出すウェルカムランプを装備することで、夜間や地下駐車場などでの安心感が増すだろう。

 これら以外のアイテムでも、工夫次第でお年寄りや身体の不自由な方の乗車が今よりも快適になるかもしれない。効果的に装備して、快適なドライブを楽しんでほしい。

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