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「オシャレ」で「使える」! いまどきキャンプの「軽バン」最強説は本当だった

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TEXT: 佐藤知範  PHOTO: K-STYLE編集部

車高短のプレオから遊べるサンバーバンに乗り換え

 愛車は29年式のスバル・サンバーバン(ダイハツ・ハイゼットカーゴのOEM車)。今年はコロナの影響でほとんど行けてないが、普段はのんびり軽バンキャンプを楽しんでいるというIさん。

「キャンプは子供の頃に行ったきりでしたが、アニメの影響もあって2~3年前からまた始めました。もともと釣りは好きでやっていたので、そこにキャンプが加わったという感じです。家族と行くことは少ないかな、妻は虫が苦手なので…。逆に息子は虫大好きなので、連れてけ~という感じですけど」。

ちなみに前愛車はスバル・プレオで、ほとんどストロークすらしない車高短仕様だった。それでも果敢にアウトドアにチャレンジしていたが、「やっぱり入れない場所も多く、不便だったので」サンバーバンに乗り換えたという。

得意のDIY技は刷毛を使ったオールペン

 カスタマイズにも力を入れており、何と全塗装も自分でこなす。それも一般的なスプレーガンではなく、刷毛やローラーで塗っているというから面白い。以前はスカイブルーの「海仕様」だったが、現在はアイボリーの「山仕様」に塗り替えた。

 ボンネットの錆はエイジング塗装ではなく本物。サンダーでガリガリ削り、1週間ほど外に放置して錆びさせた後、マットクリア塗装で仕上げてある。

 アウトドア系のイジりでは定番のキャリア&ルーフボックスも採用。ボックスのフタはボディ同色のアイボリー、下部はグリーンで塗り分け。「コールマンのテントっぽい色味にしてみました」。

 車高はノーマル。以前はリフトアップスプリングで30ミリほど上げていたが、「不整地を走る時に伸び側のストロークが足りなくなるので純正に戻しました」。タイヤは165/60R15のオープンカントリーRTを履かせ、最低地上高を約2センチアップ。タイヤが当たりにくいようインナーは加工済みで、石がゴロゴロした河原も走れるそうだ。

 最新のカスタムポイントはサイドラインとリアラダー&スコップ。

「ルーフボックスにアクセスするためと、山っぽさを演出するのが狙い。ラダーはシャシーブラックで塗ってあえて無骨に見せています」。

まわりの景色を見ながらのんびり走りたくなる

 サンバーバンのいい点は、広くて荷物をたくさん積めるのはもちろんだが、一番は「景色を楽しみながら走れるところ」だという。

「運転席とフロントガラスが近いので、それだけ外を身近に感じられる。アイポイントも高いから運転しやすく、景色のいいところをゆっくり走りたくなるんですよね。以前乗っていたプレオは跳ねまくっていたので、それどころではなかったです(笑)」。

 ターボ車なので走りも快適、と思いきや、峠道はけっこうキツイそう。「車重が重いせいか、同じKFターボでもムーヴなどに比べると加速が鈍い。あとこれはMTなんですが、1~2速がローギアードなので街乗りではギアチェンが忙しいです」。

それでも軽自動車としては破格の積載能力を持ち、パートタイム4WDは悪路にも強い。キャンプユースでそれほど不満はない。

「これからキャンプ用に軽ワンボックスバンを買うとしたら、四駆の方がいいです。普通の軽自動車と違ってFRベースなので(※N-VANはFFベース)、荷室に重い物でも積んでいない限りトラクションの掛かりが甘い。二駆でぬかるんだ道を走るとスタックしやすいです」。

荷室のオリジナル棚は予算6000円で自作

 荷物を積みやすくするため、純正オプションのラックを装着。小物入れ兼ロッドホルダー、さらに吊り下げ式のスピーカーマウントとして活用している。

 また荷室用に棚を自作。2×4材で室内幅に合わせた枠を作り、2センチ厚のMDFの棚板と合体。足は建築現場で仮固定などに使われる突っ張り棒を活用している。

「足の長さを微調整できるのがいいところです。それでも若干安定が悪いので、天井からも家庭用の突っ張り棒を装着。上下から挟むように固定しています。あまり突っ張りすぎると屋根がベコッとなるので注意が必要ですが(笑)。市販のベッドキットは数万円しますけど、この棚は総額6000円くらいで作れました」。

 キャンプ時の主な荷物は、テント・コット・マット・テーブル・焚き火台・クーラーボックス・調理器具・釣り竿など。「基本的に外で寝たい派なので、ほとんど車中泊はしません。テントで寝る時のスタイルは、コットの上に銀マットを敷いて寝袋に入ります。寒い時期でも底冷えせず安眠できます」。

 食事は鉄板でステーキやホルモンを焼くなど、サッと食べられる系が好み。お酒も「ほろよい1本で酔っ払うので(笑)」あまり飲まないが、その分コーヒーは豆から挽いて淹れ、くつろぎながら飲むのが楽しみなのだとか。

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