クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • SPORT
  • 11月に日本再上陸の「ラリージャパン」! トップカテゴリーを走る「WRカー」の衝撃の中身とは
SPORT
share:

11月に日本再上陸の「ラリージャパン」! トップカテゴリーを走る「WRカー」の衝撃の中身とは

投稿日:

TEXT: 廣本 泉(HIROMOTO Izumi)  PHOTO: 廣本 泉

車両規則変更 コロナ禍がGRヤリスにどう響く

 このようにGRヤリスのWRC参戦は早くても2022年になる見込みだが、その2022年にWRCはレギュレーションを一新してくることになった。WRカーに変わる新たなトップカテゴリーのマシンとして“ラリー1”を導入する予定で、それに合わせて、各チームの主力モデルもハイブリッドシステムを持つニューマシンになるのだ。  

 この2022年のラリー1車両は現在のWRカーと同様に1600ccの4気筒直噴ターボエンジンが搭載される予定で、ドイツのコンパクト・ダイナミクス社がこれに組み合わせるハイブリッドシステムを供給することになった。システムとしてはシンプルになる見込みで、SSとSSを繋ぐロードセクションを一基のモーターを介して、電気エネルギーで走行することになりそうだ。  

WRカーに供給される競技専用の1600ccの4気筒直噴ターボエンジン

 またシャーシに関しても従来の市販車ベースのアルミおよびスチールボディだけでなく、競技専用のパイプフレームの導入が認められたこともラリー1車両のポイントだ。これにより現在のWRカー以上に、純粋なレーシングカーとして開発可能となる。

 さらにスーパーGTと同様にボディサイズの拡大および縮小が行えるスケーリングも採用された。これは、従来のBセグメントのコンパクトカーに加えて、CセグメントやSUVも規定サイズに縮小すればWRCに参戦可能となるということでもある。ベース車両の選択の自由度が高くなったこともラリー1規定のトピックスだと言えるだろう。

2021年投入が予定されていたGRヤリス

 当然ながらGRヤリスで次期モデルを開発するトヨタと同様に、ヒュンダイやフォードの有力チーム、Mスポーツもラリー1規定に合わせてニューマシンを投入する予定で、これにより、2022年のWRCはまた新たな局面を迎えることになりそうだ。 

12
すべて表示

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS