メルセデス・ベンツのサブブランドとして再始動
2015年マイバッハはメルセデス・ベンツのサブブランドとなり「メルセデス・マイバッハ」として新しく生まれ変わった。Sクラスをベースに開発されたこの最新モデルは、Sクラス・ロングに対し約200mmホイールベースを延長し、3365mmと最高峰に相応しいモデルとなっている(全長5465mm×全幅1915mm×全高1495mm)。
なお、サブブランド化に際し、ボンネットにはスリーポインテッドスターが装着され、マイバッハのエンブレムはCピラーに配置。しかもCピラーにも小さな窓を設置した「6ライトウインドウ」のスタイルを採用。
エンジンはメルセデス・マイバッハS560/S560 4MATICに搭載される4.0L DOHC V型8気筒ツインターボ(469ps)と、メルセデス・マイバッハS650に搭載される6.0L DOHC V型12気筒ツインターボ(630ps)が用意されている。
ボディカラーは個性を豊かに表現する標準色で10種類、さらにオプションでエレガントな2トーンの9種類から選択可能となっている。インテリア装備が豊富で、マイバッハの象徴するフロント&リアセンターアームレストに施された伝統の「マイバッハクレスト」のエンボス、ダッシュボード中央に埋め込まれた「IWC」アナログ時計のインデックスは、職人の手によって研磨と塗装が施されている。
「Burmester(ブルメスター)ハイエンド3Dサラウンド・サウンドシステム」では、起動時に回転しながらせり出す専用デザインの照明付きツイーターが、最高のクオリティを表現する。さらに「エアバランスパッケージ(空気清浄機能、パフュームアトマイザー付)」のフレグランスに、マイバッハ専用の香り「AGARWOOD(アガーウッド)」を設定。
ドイツの銀器メーカー「ROBBE&BERKING(ロベ&バーキング)社」製シルバーのシャンパングラスまで用意(内装装備は各パッケージオプション)。内張りカラーは標準で6種類、エレガントなデジーノスタイルパッケージで3種類と合計9種類から選択可能だ。
創業以来、伝統の最高水準の技術と品質、特別オーダーによる贅沢なデザイン、完璧なまでのクラフトマンシップでクルマ造りをしてきたマイバッハ。「超高級車の芸術作品」と言われる所以がそこにある。