モータースポーツでもポテンシャルの高さを発揮
そのチューニング内容はかなり本格的で、エンジンはクランクまで変更してロングストローク化。ピストンなどにも手は入れられ、キャブレターや吸気系も当然のことながらチューニングされていた。そのほか、足まわりやミッションもノーマルとは違うものだった。大幅なポテンシャルアップを実現していたが、ロングストローク化からもわかるように、カリカリのチューンというよりも、扱いやすさや乗りやすさを高
めるものではあった。
ただ、モータースポーツでもそのポテンシャルの高さは注目が集まり、とくにラリーでは大活躍を見せた。その代表的なものがモンテカルロラリーで、ポルシェ911などの強豪を抑えて総合優勝に輝き、3連覇という偉業を成し遂げている。ただ、車両的には当初、997ccだったのが、パワー不足が露呈したため、1275ccまで高められている。それがクーパーSで、排気量をアップしたことで、数々の国際舞台で活躍した。
クーパー、クーパーSというのは、現在のミニのシリーズにも使われているので、馴染みがあるところだ。その後、イギリスの自動車産業の紆余曲折に翻弄されたが、ミニの権利がBMWに移ってからも、相談役を務めていた。
また息子のマイク・クーパーもBMWと関係が深く、往年のクーパーモデルを彷彿とさせる、