妻や娘が街乗りできるジムカーナ車両
◆オーナー:父/本山泰久さん(兵庫県)・正悟さん(息子/Wエントリー)
◆車両:NCP13 ヴィッツ(RS)/2004年式
父&息子で真っ向勝負を挑み、ジムカーナ競技を家族で楽しんでいる本山さんファミリー。
父親の(最近、負けるようになったという)悩みであり、喜びでもあるのが、息子の成長ぶり。ヴィッツは父泰久さんの所有で、選んだ理由は、普段は妻や娘も買い物に使える車両としてコンパクトで使いやすく、ジムカーナも楽しめるところ。自慢は、DIYで組んだ足まわりなのだとか。
父/本山泰久さんは「目標としては、JMRC近畿ミドルシリーズで息子に負けないことです。最近は父親としての威厳が保てなくなりつつありますが(笑)、負けないように頑張ります。オサムファクトリーさんのジムカーナ走行会は楽しく、今回も親子で参加させてもらいました。ジムカーナは、あまり車にコストを掛けなくても非日常が楽しめるモータースポーツです。ダブルエントリーできるイベントも多いので、親子で楽しめますよ」とコメント。
息子/本山正悟さんは「今日の練習会では、慣熟歩行で立てた作戦通りほぼミスなくしっかり走れて(父親にも勝てて)結果も出たのですごく嬉しかったです。目標は、ミドルシリーズ上位入賞といつか全日本に出たいと思っています。最近、自分と近い世代の人が増えてきているのでもっと増えて欲しいですね。ジムカーナはサーキットトライアルとかに比べると低速域での競技のため車の性能やチューンよりも腕の良し悪しが出やすいため初心者でも入りやすいと思います」。
【主な改造ポイント】
◆外装:カーボンボンネット、プロμステッカー
◆タイヤ:ダンロップ ディレッツァZ lll
◆足まわり:車高調 クスコ
◆ブレーキ:プロジェクトμ
◆排気系:エキマニ TRD、マフラー フジツボ
◆駆動系:LSD クスコ
◆シート:レカロ セミバケットシート
◆その他:IGキャパシタ クスコ
下肢障がいでもアクティブクラッチ付MT車で競技に出場
◆オーナー:籠本健吾さん(大阪府)
◆車両:CZA4 ランサーエボリューション10/2007年式
とにかくハデで目立つ“ザ・ラリーカー”のランエボ10を駆る籠本さん。じつは、もともとは全日本若狭ラリーで、この日の練習会主催者でもある福永 修選手が優勝したときのマシンだったりもするのだ。
「下肢に障害があっても、手動装置ダブルリング・アクティブクラッチで、MT車を運転できることが何よりのポイントです。ラリー装備も書ききれないほど満載なところも自慢です」。
「手動装置付きMT車でモータースポーツをすることは、(知らない方には)なかなか想像することが難しいかもしれません。ジムカーナはクルマの限界を安全に確かめることができますので、これからもジムカーナに参加して、手動装置で運転しているとは思えないような、かっこいい運転ができるよう頑張ります!!」。
【主な改造ポイント】
◆仕様:全日本ラリー優勝車両
◆カラー:オリジナルオレンジ
◆ホイール:エンケイ
◆排気系:柿本改
◆コンピューター:MoTeC アンチラグシステム
◆シート:レカロ
◆ボディ:ロールケージ
◆その他:オサムファクトリー アクティブクラッチ&ダブルリングステアリング(手動運転補助装置)
【取材協力】
オサムファクトリー 初心者ジムカーナ走行会◆開催日:2020年6月21日
◆場所:舞洲スポーツアイランド
http://osamu-factory.jp/