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「ベンベ」「アーマーゲー」って若者には意味不明! 呼び方ひとつでオヤジ度がわかる「クルマ死語」5選

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TEXT: 石田 徹  PHOTO: Auto Messe Web編集部、メルセデス・ベンツ、ドゥカティ

ドゥカティ=ドカティ

 次はイタリアの老舗オートバイメーカーのDUCATIを、なんと読むかという問題だ。ファンからは略称の「ドカ」または「ドゥカ」と呼ばれることも多いが、日本の車検証(バイクにもいわゆる400ccクラス以上には車検がある)にも「ドカテイ」と「ドゥカティ」という2種類の車名コードが存在したが、2013年以降は「ドゥカティ」に統一された。また創業家については「ドゥカーティ」という音引きを加えた名前で呼
ばれることも多く、20世紀の前半までは大手の電気メーカーとして繁栄。

 1952年まで生産していたカメラのメーカーとしては「デュカティ」と記載されることも多いので、まことに悩ましい。つまりオートバイメーカーとしてのキャリアは、第2次世界大戦後の1946年からという比較的新しいメーカーなのだ。なお2012年からはアウディの傘下となり、親会社は同じ系列のランボルギーニとなっている。

ツートーン=ツートン

 最後に紹介するのは、ボディカラーで頻繁に使う用語の「ツートン」と「ツートーン」。英語としては「バイトーン(BYE TONE)」という表現もあるはずだが、多くの日本人が2色づかいのことを「ツートン」または「ツートーン」と言っていることは間違いない。そして20世紀あたりまでは「ツートン」が圧倒的に主力で使われていたのが、いつのまにか「ツートーン」または「2トーン」が多数派になっている印象だ。

 カーデザイン評論の第一人者、千葉匠さんに訊ねたら「私も若い頃は何も考えずに“ツートン”と書いていたと思います。でも一つの原稿に“モノトーン”と“ツートン”が出てくると上手くないので、いつの頃からか“ツートーン”と書くようになりました。ひょっとすると“ツートンカラー”という単語から始まったのが原因かもしれないですね。“ツートーンカラー”ではちょっと間延びしますから。あくまで想像ですけど」とのこと。

 千葉さん、さすがです。ひょっとしないでも、これが正解じゃないでしょうか!

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