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遊びのレンタルカートでも「わかってる感」を演出! まわりと差が付く「マイ道具」のススメ

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

定期的に行くなら持っておきたいアイテム

 手軽に本格的なモータースポーツを体験できることで人気のレンタルカート。体験走行的なものから、レンタル車両を使用したレース、さらには5〜6人のチームで参戦する耐久レースなどもあって、愛好者は増えている。

 そうした中、本来は手ぶらで走れるのが魅力のレンタルカートでも、自前のレーシングギアやグッズを持ち込み、周りにちょっと差をつけようと考えている人が出てきた。そんな「周りと差がつくアイテム」について、カート界の重鎮でかつレンタルカートにも力を入れている「レーシングファクトリー アオヤマ」の青山哲代表に聞いてみた。

「レンタルカートでも定期的にレースに参戦しているようなドライバーは、オリジナルペイントを施した自分のヘルメットを持っている方が多いですね。レーシングスーツもカート用なら3万円台で購入できるので、一着持っているとより本格的です」。レーシングギアを装着してレンタルカートに乗るイメージ

「グローブは安いものはあまりお勧めできません。本格的なカートのハンドルはバックスキン系の滑りにくい素材なのですが、レンタルカートのハンドルは樹脂系の滑りやすいタイプも多いので、個人で買うならシリコン系の滑り止め加工がされている1万円前後のものがいいでしょう。安い合皮のグローブだと、滑りやすくて疲れるので、手掌がラバーになっているワークグローブの方がまだマシということも……」。MOMO製のレーシンググローブ

「あとはプロテクター系ですね。HANSデバイスの簡易版のネックサポートクッション(1万円前後)をつけている人もいますし、なかにはドライカーボンを使った、4万円台のエクスジェル (EXGEL) リブプロテクターを使っている人も意外に増えてきました。そのほかにも、デジスパイスなどのデータロガーや、GoProやアクションカムなどの動画撮影用のカメラを用意する人もよく見かけます」とのこと。レーシングカート用のリブプロテクターとヘルメット

 また、ヘルメット内を清潔に保てるフェイスマスク(2000~3000円)があると夏場はとくに重宝するし、ヘルメットを持っている人は専用のヘルメットバッグも持っているとカッコいい。こうなってくるとレーシングシューズもできれば揃えたいところだが、カート用であれば1万円前後から購入できる。FIA非公認のフェイスマスクを被るイメージ

 レーシングギアには、四輪の本格的レースで義務付けられるFIA公認のものもたくさんあるが、FIA公認グッズは価格がグンと高くなる(耐火性テストなどを行う、公認料が上乗せされているため)。カートや愛車でのサーキットのスポーツ走行に関しては、FIA公認は必須ではないので、リーズナブルなFIAの公認がつかないレーシングギアで十分だ。スーツ、グローブ、シューズなどのレーシングギア ただし、ヘルメットだけはアライなど安全性に定評のあるフルフェイスからチョイスすることをオススメする。

【取材協力】
レーシングファクトリー アオヤマ 
https://www.rf-aoyama.com/

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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