GRスープラで「純正」と「ボルク」を履き比べ
富士の国際コースを占有してのデモラン&同乗走行における特別コンテンツとして注目されたのが、「純正」と「ボルク」の履き比べ体感企画。ありがたいことに、オートメッセウェブ編集部員も助手席に同乗させてもらった。
車両はレイズのデモカーであるGRスープラ。まずは、GRスープラに純正ホイールを装着してコースを走行し、その後、レイズ ボルクレーシング“G025”に履き替えて、レーシングスピードでの挙動がいったいどれほど変化するのか? を体感するという企画。
普段の一般道ではなかなか実現しない、富士スピードウェイならではの催しとなり、ピットインして純正からボルクレーシングに履き替える場面では、レースのワンシーンを彷彿させる、レイズスタッフたちの意気込みが感じられた。
その、同乗走行の運転手としてGRスープラのステアリングを握ったレーシングドライバーの山野哲也さんも、ボルクレーシングのスポーツホイールとしての機能性を大絶賛。
「純正ホイールとボルクレーシング(G025)では、走り出してすぐに明らかな違いを感じることができました。もう、まったく違うね!! とにかく、動きが軽い。ボクの個人的な感じ方としては、GRスープラはFRなんだけど、大げさに言うと、ミッドシップのような動きになるって感じかな? ステアリング操作に対してよく動くようになり、時差なくフロントが反応して、鼻先をスッスッと曲がりたい方向に向けてくれるようになりました」。
「それからコーナーの奥が全然違うよね。ブレーキを踏んでコーナーに入って行って、クリッピングポイント付近でステアリングを切り込んだときも、操舵の効きが非常にイイです。アマチュアの方でも、絶対に感じることができると思います。じつは、プライベートでもマイカーには、いままでもすべてレイズのホイールを装着しているんですよ」と興奮気味に話す山野さんだった。
やっぱ「ZE40タイムアタック2」を見てほしい
「レイズワールドツアー」でも第一線で陣頭指揮を取っていたボルクレーシングの山口サン。分刻み、いや秒刻みでイベントが進行するなか「やっぱ、これを見てほしいかな……」と、オススメの1本を選んでくれたのが、2020モデルの限定販売となる「ZE40 TIME ATTACK ll 」。
同モデルは三根社長のスピーチにもあったように、造形性や意匠性を高めるための表面加工処理が施された最新モデルひとつ。ベースのZE40が、解析技術の進化によって、ハイグリップタイヤからホイールに入力される応力を凌ぐ“強さ”を身に着けたことはもちろん最大限に評価されるポイント。
その上に、REDOT製法によるレッド&シルバーのストロボラインや、A.M.T.マシニング技術によるロゴマシニングなどの表面処理が加えられた“ZE40 TIME ATTACK Ⅱ”。「大胆」かつ「繊細」にというキャッチフレーズが与えられた、この限定モデルに対する思い入れは、山口サンにとっても特別なものになっているようだ。
これら最新ホイールを、もっともっとレイズファンにアピールしたいという気持ちが存分に伝わってきたレイズワールドツアー。コロナの影響で、いままでのように各地のイベントにブースを出展することができない状況が続いているなかにあっては、レイズにとってもファンにとってもすごく良い機会になったのではないだろうか。