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日本のガラパゴス車がなぜ海外で? ABCトリオにエブリイまで揃う「香港」の「軽自動車」ミーティングの衝撃

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TEXT: Auto Messe Web編集部 杉本 大輔  PHOTO: K-STYLE編集部

一番台数が多かったL700系ミラジーノの謎が判明

 参加車両で一番台数が多かったのがミラジーノ。恐らく50台近くいて、全体の約1/4を占めていた。なぜ香港でそんなにジーノが多いのか、それはかつて香港でもミラジーノが販売されていたため。 なので中古車としてタマが多い。それに加えてマレーシアから様々なカスタムパーツが入ってくるのだとか(実はマレーシアも軽自動車カスタムが盛り上がってる国なんです。その紹介はまたの機会に!)。

 カスタムスタイルはほぼ日本のそれと同じで、最近流行のUSDM風か、ジーノ本来のスタイリングを生かしたクラシック系がほとんど。聞いたところ彼らは日本のミラジーノカスタムの、画像やコミュニティをネットでくまなくチェックしているそう。そこへマレーシアからのカスタムスタイルも加わり、独自のスタイルとして確立しているようだ。う。そこへマレーシアからのカスタムスタイルも加わり、独自のスタイルとして確立しているようだ。

 ミラジーノユーザーの中に、軽自動車専門のカスタムショップをやっている人がいた。お店立ち上げのいきさつを聞くと、もともと軽自動車が好きで個人でイジったり修理をしていたところ、そのウワサを聞きつけた軽自動車ユーザーから「自分のもやってくれ」という話が。「じゃあお店をやってみよう、という流れになったんです」とは、店長のファーさん。日本ならまだしも香港で「軽専門」、これは凄い。

 ところで、他車種に比べると「シャコタン&ツライチ」率が高かった香港のミラジーノだが、日本のそれよりは車高が高め(といってもこのくらいで十分なのだが)。「香港の警察はシャコタンにはとてもキビシイ。土地が狭いのもあり、一度目を付けられると大変(笑)。加えて日本のように道路事情が良くないので、低過ぎるとクルマが壊れちゃう」とファーさん。

「シャコアゲ」の波は香港にまで到達!

 軽自動車を中心に、車高を落とすのではなく上げる「アゲスタイル」が最近注目されている日本国内。初代ハスラーの登場以降、その流れは顕著になったが、加えて昨今のクロスオーバーSUVブームやキャンプブームも後押し。国産タイヤも参入したことにより一気に浸透していった。

 そんな「シャコアゲの軽」を香港でも発見! まずは64エブリイをリフトアップしているKAZさん。エブリイはもともとシャコタンで乗っていたそうだが、趣味のキャンプをするために、オフロードも走れるようにリフトアップしたという。 とはいえ専用パーツは香港にないので、上げ幅の数値が一番ある日本の車高調を装着。そこにサイドオーニングや自家製の縞板風のカッティングシートを、室内はお手製のラックやウッドデッキを奢り、キャンプスタイルに仕上げている。 もともとミリタリー調が好だったこともありボディカラーは「香港NAVYブルー」でオールペン。「この色はボクのラッキーカラーと占いで出たんです」。

 同じくエブリイからもう一台。同じくサイドオーニングを装着して、キャンプスタイル(彼も実際にやっている)を演出しているEDWARDさん。サイドオーニングの下にはラジカセなど趣味のグッズを置き、何とも楽しそう。

 実は彼、エブリイの他にも何台か日本車を所有。日本におけるVIPセダンカスタムのパイオニア的メーカー、ジャンクションプロデュースの「金綱」がミラーから下がったVIP仕様の15クラウンも見せて貰いました。

 所有するクルマからもわかるが、彼は大の日本好き。コロナ禍の前は何度も来日して、ジムニーのオフロード走行をしたりカスタムイベントの見学に来たり。1日でも早くお互い行き来できる日が来ることを祈るばかりだ。

 

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