迫力のあるスタイリングを卓上で楽しめる
マニア心をくすぐるニッチな車種から王道の名車まであらゆるクルマのモデル化を手掛ける模型メーカーの京商。同社が輸入代理店を務めるOtto mobile(オットーモビル)から「1/18スケール トヨタ・セリカ1600GT」が明日9月12日に発売される。1970年に登場した初代セリカは「ダルマ」という愛称でファンに親しまれたモデルだ。
2020年でデビュー50周年を迎えるセリカは、初代カリーナとシャシーやパワートレインを共有するものの、全く異なったコンセプトで開発された。結果、カリーナはファミリーセダンであるのに対し、セリカはスタイリッシュなデザインをもつスペシャリティカーとして大ヒットする。
グレードはET、LT、STのほかに高性能モデルのGTがラインナップされていた。また先述の3グレードは、エンジン、ミッション、外装、内装を自由に組み合わせることができるフルチョイスシステムを採用し話題を呼んだ。いわゆる「俺だけ仕様」でオシャレに乗りこなすことができた名車だった。
今回、Otto mobileから発売されるモデルは“GT”で、上記の3グレードのさらに上をいく専用仕様となっていた。エンジンは1.6リッター直列4気筒DOHCをフロントに搭載し5速MTを組み合わせ、内装には合わせガラスやパワーウインドウも装備。
「イエロー・ポリカ」と呼ばれたボディカラーを纏うセリカ。詳細を見ていくと、フロントには大型のGT専用エンブレムにハニカムグリルを採用しているのが分かる。流線型のフェンダーミラーをよく見ると、実車にもいちデザインとして採用されていた、バリのようなエッヂまで再現されているではないか。
リア周りでは、ボディ中央のトランクの鍵穴や右側に控えめに配置されたエンブレムを再現。美しいクーペボディを穴が空くまで眺めて欲しい。なお、実車はブレーキランプの間にある黒い化粧板を開けると給油口が顔を覗かせるのだが、残念ながら、開閉機構がないレジンモデルのためこちらは脳内でイメージして頂きたい。
グレーに塗装されているホイール鉄ホイールのキャップは、マグネシウム製のような演出をしており、純正のホイールセンターキャップがさりげなくビルトイン、足下を引き締めているのもポイントだ。
気になる価格は1万4500円(税抜き)。世界限定999台のところ、京商では100台を確保することができたという。「前回のブルーも初回入荷分が抑えられていたので、今回も100台の確保が限界でした」と広報は語る。
なお、Otto mobileに京商が特注を行ったオリオン・ターコイズメタリック(300台限定)は、30台のみ再入荷に成功したという。「今後はどちらも再入荷が見込めそうにないです」ということなので、欲しいという方はこのチャンスを逃さない方が良さそうだ。
【詳しくはこちら】
トヨタセリカ1600GT
https://dc.kyosho.com/ja/otto-mobile/otm344.html
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