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「ダメージデニム」に「後付けシートヒーター」まで! クルマのいまどき「シートカバーカスタム」の完成度が圧倒的だった

シートカバーの最先端をチェック

 インテリアカスタムで目を引くのは、やはりシートカバー。面積も大きくてイメチェン効果が高く、常に触れるパーツだけに質感の向上はダイレクトに実感できる。新車から装着すれば純正シートの保護にもなるので、愛車を大切にしたい人も注目のアイテムだ。

 アフターパーツの市場でも人気のあるジャンルだけに、オーソドックスなものから個性的な柄や素材を用いたものまでさまざまなタイプが次々と登場している。今回はそんなシートカバーの最前線を見ていきたい。

質感・機能性・デザイン性など大幅にアップ

 昔のシートカバーというと、使っているうちにズレやシワが出てしまい、残念なルックスになる製品が多くあった。素材もブラックレザーが中心で個性は乏しく、低価格品の素材は密着してムレることもあり、使っていて嫌になった人もいることだろう。

 しかし、最新のシートカバーは全然違う! フィッティングに優れるのは当然のこと、素材、デザイン、さらには機能性もアップするなど、大満足のカスタムアイテムに進化しているのだ。

【デニム生地】

 シートカバーの素材といえば、今もPVCなどの合皮レザーが主流。質感や感触に優れたスエード調素材をセンター部にあしらう製品もあり、ドレスアップシーンでは定番アイテムとなっている。

 シートカバーの最新スタイルとして注目される素材がデニムだ。色落ちしにくい特殊な素材を採用しており、独特の風合いとタグやステッチを盛り込んだカジュアルなデザインがとても新鮮。

 オシャレなルックスはアウトドア系スタイルに良くマッチするので、ジムニーやハスラーのドレスアップで人気となっている。ダメージデニム(もちろんルック)を盛り込んだ製品もあるので、普段からジーンズを愛用する人なら、こだわりのコーディネートが可能だ。

【ヴィンテージ風レザー】

 素材としてはヴィンテージ風レザーにも注目が集まっている。レトロなソファーを彷彿とさせる風合いはもちろん、デザインもネオレトロに仕上げたシートカバーは斬新なインテリアメイクが可能。ウッド柄のインテリアと組み合わせれば、どこか懐かしく心地良い空間が演出できるので、キャンピングカーやミニバンの広い内装だと、まるでレトロな洋館ホテルにいるかのような「くつろぎ」が味わえそう。

【ウレタン増量タイプ】

 機能性をアップさせたい場合は、スポンジを増量したシートカバーもオススメ。座面のクッション性を向上させるのはもちろん、サイドサポートを高くしてホールド性をアップする製品など、ニーズに応じたバリエーションが豊富に用意されている。

注文時はオプションにもこだわりたい

 また、せっかくシートカバーを購入するなら、オプション装備も要チェックしておこう。パイピングやステッチ色の変更でオリジナリティが追求できるのは昔から定番だが、高級車と同様のシートヒーターが内蔵できるなど、見逃すには惜しい内容がいろいろある。

シートカバーより手軽な「シートエプロン」

 あとはシートカバーとは少し異なるが、使い勝手にこだわるのであれば「シートエプロン」と呼ばれるアイテムも人気だ。シートカバーのように裏側まで被せる必要がなく、ヘッドレストから座面部分までスッポリ覆えるエプロンのような形状となっているから取り付けが簡単で、いかにも“カスタムしました”という雰囲気がなく、さり気なくシートを保護できる。なかにはウェットスーツ素材を用いた商品もあり、これなら多少の水なら濡れた服のまま座っても平気なので、アウトドアレジャーに最適だ。

 ドレスアップはもちろん、快適なドライブをアシストする上でも、シートカバーの役割は大きなウエイトを占めている。各社からさまざまなタイプやデザインのものが発売されているので、愛車や好みマッチするカバーを見つけてほしい。

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