追い抜かれたいときの意思表示が大事
サーキットビギナーにとって、他の速いクルマと一緒に走るというのはけっこう怖い。走行会によっては、自己申告でタイム別にクラス分けを行っているところも多いので、まずはそうした初心者向けのクラスを選んでエントリーするのが一番だ。
実際にサーキットを走るときは走行前のミーティングに参加し、しっかりマナーやルール、注意点についてのレクチャーを受けること。とくに、ピットアウト・ピットインの方法については確認が必要。通常はピットアウトして最初のコーナーを曲がるまでは、インベタで回り、1コーナーを立ちあがって、後方の安全を確認してからレコードラインで走り出すようにする。
またピットインするときは、ピットロード入口の100m以上前からウインカーを出して、レコードラインを離れて、ピット入口に近いコースの端を走るようにしよう。このとき、あまり速度を落とし過ぎると、後続車との速度が大きくなってリスクが増すので、全開走行の70~80%ぐらいのペースは保ちたい。