違いあっても楽しみ根源は同じ
オートキャンプ場ってなに? キャンプ場とどう違うの? とよく聞かれます。諸説ありますので、今回あえて独断と偏見で決めつけてお答えすると、主な違いが3つあります。
キャンプサイトの運用形態の違い
まずは「サイト運用形態」。例えば、サイトまで車が乗り入れ可、横付け可のところがオートキャンプ場です。
一方、車は駐車場に停めて、そことは別のところにあるキャンプサイトを使うのがキャンプ場。
ただし普通のキャンプ場でも「車の乗り入れ可」のところがあったり、区画サイトは乗り入れ可でも、フリーサイトは駄目といった混在したキャンプ場もありますので、事前に確認が必要です。
キャンプ用品持ち運び それぞれのうれしさ
それぞれの場所の形態によっても「キャンプ用品装備」は変わってくるものです。最近は、いろいろなツールが売られていて、それがアウトドアの魅力にもなっています。
オートキャンプ場は前述の通り車が横付けでき、比較的なんでも持っていけるので、装備もゴージャスになります。子供の遊び道具から、本格的な薪ストーブまで、あれやこれや持ち込んでの賑やかなサイトが多いですね。
一方、駐車場から、よっこらやっこら荷物を運ぶ事になるキャンプ場は、文字通り「必要最低限の装備」になる事が多い様です。機材は少なめ、食事も簡単手軽に、テントもコンパクトなものになる傾向があります。最近、人気の「おひとり様キャンプ」も、キャンプ場でというパターンが多い様です。
サイト設備か野原そのままか
オートキャンプ場でも乗り入れるクルマの種類に応じている「サイトの設備」もあります。特にキャンピングカー対応のところには、電源や、汚水を処理できるダンプステーションなど、いろいろと設備があったりします。
一方、キャンプ場は、設備といっても、区画やかまど(前使った人が残した石積みとか)があるくらい。非常にシンプルで、フリーサイトでは、野原そのままってところもあります。
以上が大きな違い3つですが、他には、オートキャンプ場はファミリーが多いとか、色んな遊びをしていて騒がしいとかで、シンプルなキャンプはキャンプ場に限るとか言われますが、オートキャンプ場で、キャンピングカーのお一人様キャンプもあれば、逆にキャンプ場でテント村の様な集団キャンプもありますので、一概には言えません。
また、最近人気の「グランピング」は、もはやキャンプ場と言うよりも、テント型リゾートと言ってもいい位で、これはまた、従来のオートキャンプ場やキャンプ場(一部では今でも野営場と言われている)とも違います。
その違いをトヤカク言うよりも、自分のやりたいキャンプができるところを選んで探すというのが一番ですね。
時と場合のお好み選択もまた楽し
私なんぞは春夏秋冬、目的に合わせて行き先を変えたりします。例えば、夏のクソ暑い時は、キャンピングカーのエアコンを使いたいので、必ず電源のある所を選びます。電源がなければ、エアコン要らずの標高の高いキャンプ場に行きます。
一方、寒くなって焚き火が恋しい時は、焚き火OKのところに行きます。カヤックや天体観測など、その時の遊びによっても行く場所が変わりますし、一人で行く時と、仲間で行く時でも違います。
まあ、難しく考えずに自由気ままに楽しみましょう!