さまざまなデザインやサイズのパーツが用意される
オーバーフェンダーにはいくつかのタイプがある。そのひとつがワークスオーバーフェンダーと呼ばれるタイプ。フェンダーアーチに沿って急激に膨らませるメリハリの付いたデザインや、ビスやリベットを使ったワイルドな固定方法(ダミーの場合もあり)を採用している点が特徴。
’70年代のグラチャンマシンをルーツとしたデザインでもあるため、ネオクラシック路線のカスタム車両でももてはやされる傾向のデザインだ。 さらにオーバーフェンダーには細かなデザイン処理を施す場合もある。フェンダー後方にエアアウトレットを設けるなど、レーシングマシンやハイパフォーマンスマシンが採用するデザインをそのまま取り入れるケースもある。
変わったところでは、はみ出したタイヤを隠すだけのソフト素材で作られるフェンダートリムと呼ばれるパーツも存在する。用途や好みのデザインをチョイスすると良いだろう。
また、一般的なオーバーフェンダーはFRPなどの樹脂パーツを用いるケースが多いが、ノーマルフェンダーをメタルワークでたたき出して、膨らみを持たせるカスタム手法もある
サイドボディをカスタムする大型パーツとして用意されるのがブリスターフェンダーだ。オーバーフェンダーのようにホイールアーチを膨らませるのではなく、サイドボディ全体のフォルムを膨らませてフェンダー形状を作るのがブリスターフェンダーの特徴。
サイドボディ全体のデザインを変更することができるため個性的なエクステリアを作れる大ワザカスタムのひとつだ。 サイドボディを彩るオーバーフェンダー。さまざまなデザインやサイズのパーツが用意されるので、好みのアイテムを選んで愛車をドレスアップしよう。